4月8日の小説
記念すべき毎日小説1日目!ちょっと遅刻です!
ということで今日のお題はこちら!
この中の3番を使って書いていきたいと思います!
果てしない海の先に、ゆっくりと太陽が浮かんでいき薄暗い世界に地平線が浮かんでいく。
僕はそれをずっとなにもしないでただ眺めていた。
「世界の果てってどんなんだろう。」
君は真っ白な病室の中でそう呟いていた。ただ手元には、その空間と対照的に色とりどりな鉛筆が転がっていた。
「ねぇ、私世界の果てを見てみたい。」
「なんだそれ。大体世界の果てってどこだよ。北極か?南極か?」
「いや、そこはほら!君が考えて連れてってよ!」
「はぁ?やだよ、めんどくさい」
「え〜!お願い!ね!!一生のお願い!」
「お前それこの前ケーキ買う時も言ってただろ!お前の一生は何回あんだよ!」
ただの疲労が溜まっただけの、回復のための入院だった。あと数日すれば退院だった。
お前は小さい白になって、家に帰ってきた。
お前の一欠片をネックレスにしていろんなとこを飛び回った。クソみたいにでかい砂漠も、バカみたいに暑い熱帯雨林も、冗談じゃなく、凍死しそうなくらい寒い場所にも行って世界の果てを探した。
世界中を探し回って、そして行き着いたのはここ。
俺とお前が育った小さな港町。
「おい、見えるかよ。見つけたぞ。世界の果て。」
お前がいなくなった俺の隣。
ここが世界の果てだ。
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