見出し画像

Interview : Muddy Days in June 2020

Muddy Daysが鳴らすひしゃげたギターリフやどこかレトロなヴォーカルラインには、90年代にDinosaur jrやPavementがもっていたゴーイング・イージーで自然体にロックを楽しむ気分が溢れています。レコードコレクターが大好きな盤を集めることに夢中になるように、彼らのソングメイクにも様々なロックバンドへの憧れや愛と、マニアックな斜めからの視点が満載で聴くほどに味が深まるものがあります。どうぞこの記事を読んでいただく際にはMuddy Daysを試聴しつつビール片手にチルな時間を!

▽初めまして!新宿NINESPICESの佐藤と申します。メンバーみなさんの自己紹介をお願いします。

初めまして。ボーカル、ムラデです。(トップ写真中央右)
ギター、キモトです。(トップ写真左)
ベース、モリサキです。(トップ写真右)
ドラム、ヨシイです。(トップ写真中央左)

▽みなさんはどのように出会ったのでしょうか?スロウテンポ×サイケなファズサウンド×けだるいヴォーカルというスタイルは、この1-2年で東京の若手バンドにオルタナティブロックをリバイバルするグループが増えている中でとても個性が光るスタイルと感じています。

全員インターネットのメンバー募集掲示板で知り合い、結成しました。
ネットにムラデが作成したデモ音源のURLを貼ってバンドメンバーを募集し、現在のメンバー編成となりました。

メンバー全員90年代のアメリカのオルタナティブロックが大好きで、それらをベースに自分達の個性をうまくブレンドさせたサウンドを目指しています。

Dinosaur jrやPavement、Smashing Pumpkinsのような90'sオルタナバンドは勿論大好きですが、KyussやQueens Of The Stone Age、Electric Wizardのようなストーナーロック/ドゥームメタルバンドにも影響を受けている所が他のバンドとちょっと違うバックグラウンドなのかなと感じています。去年今年あたりから、若い世代でオルタナティブロックをベースとしたカッコ良いバンドが沢山出てきているので、これからのムーブメントが楽しみです。

▽先日リリースされたEP「SUPERMOMENT」は各楽器のサウンドワークがとても気持ちよいです。「Cave Diver」のギターソロのコーラスエフェクトもぐっときますし、ピッキングハーモニクス混じりのフレーズがとてもかっこいいです!今回のレコーディングで使ったみなさんが気に入っている機材を伺いたいです。


ムラデ:殆どの楽曲のリズムギターは、ライブでも使用しているグレコの古いストラトキャスターと、D*A*MというメーカーのDope Priestというファズの組み合わせだけでレコーディングしています。よりヘヴィな音で録りたいなと思ったら、アイバニーズのセミホロウギターをストラトの代わりに使ったりもしていました。ちなみに僕はあまりオーバードライブの音が好きではなくて、レコーディングでもライブでも使っていないです。

キモト:LINE6のhx stomp。歪み以外のエフェクトはほぼこれで作っているので、気に入ってるというよりはこいつが無いと何もできません。Cave Diverの揺れ系の音は勿論、Long Vacationのイントロなんかも、頭に浮かんだ音をマルチで再現して作りました。

▽英語でけだるく歌われるメロディラインはクールですがフロウはロッキンで、サイケサウンドながら首を振って聴きたくなる燃えるフィーリングがあります。歌詞はどなたが書いていますか?またどんなことを歌われているのでしょうか?

ムラデ:歌詞は全て僕が書いています。僕はB級ホラーや、ストーナームービーなどチープなサブカルチャーが大好きで、そういうものに影響されてか、いつのまにか自分自身もボンクラになってしまったような気がします(笑)。自分自身やバンドのライフスタイルについて殆ど歌っていますね。歌詞の内容としては、享楽的な生活、粗野な破滅願望、夢で見たトリッピーな世界、現状からの脱出といった感じでしょうか。一言で言うとLow & Easy Lifeが全ての楽曲の歌詞のテーマとなっていると思います。

▽バンド活動には様々な魅力や大変な部分が多くあると思います。活動の中で楽しいことや、皆さんの日々の生活にバンドがどうフィードバックしているか教えて下さい。

ムラデ:バンド活動は全部楽しいですね。メンバー4人で一緒に音出してるだけで嬉しくなります。唯一大変なのは、スケジュール調整みたいな事務的な作業ぐらいだと思います。日々の生活の鬱憤やマイナスな感情を音として叩きつけるみたいな事はみんな得意ではないと思います。イージーなフィーリングで楽器を手にして、各々好きなように音出して楽しむ事が良い曲作れたり、良いライブが出来る事に繋がっているのかなと思います。あと、僕あんまりお酒が得意じゃなくて、みんな楽しくお酒で酔っ払えているのが羨ましく感じていまして、音楽でお酒飲んだりタバコ吸ったりした時の陶酔感を味わうために酩酊したビートの曲が多いのかもしれません。

▽コロナ流行の影響でなかなか先が見通せない日々が続いています。人が集まるというごく自然な行動が難しい中ですが、音楽とどのようにつき合っていきたいですか?

コロナでライブが出来なくなっても、バンドとしてやる事は変わらないと思います。ライブが出来ないのであれば、良い音楽聴いて、面白い映画観て、良い曲書ければそれで良いと思います。とはいえ外向きな活動も継続してやっていきたいと思っておりますので、無観客でのライブ配信や、新曲のリリース等、この状況で出来る事をやっていきたいと思います。

▽最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします!

Apple MusicやSpotifyで僕たちの音源をリリースしていますので、是非一度聴いてみて下さい!僕たちの音楽を楽しんでもらえたら、とても嬉しいです。


画像1

▼Twitter

▼instagram

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?