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予想を当てるためのもっとも効果的な方法は?(「リードタイムの短縮」と「儲け」の関係を読み解く)

「予想を当たるための最も効果的な方法とは」を議論したいと思います。
トヨタ生産方式で有名な大野耐一さんの名言があります。
これは、林南八さんに教わりました。愛弟子のトヨタ元技監で橋田橋で教わりました。こう言うそうです。

「予想を100%当てる方法を教えてやろうか?」

「馬券だって100%当てることが可能だ。教えてほしいか?」

実は「ゴールしてから馬券を買えば良い。」
現実的には無理ですが。

ここで言いたいことは、「ゴール寸前まで引き寄せを買えばいい。」
これがリードタイムを短くする本質だったんです。

馬券はレース前しか買えないけども、実際の現場ではリードタイムを自分たちが短くすることができるから、リードタイムを短くすればするほど、実は当たる確率が上がるということです。

1年分の予想は当たりますか?
1ヶ月分の予想は?1年分の予想よりまだマシになります。
1週間後は?
1日後は?

期間が短くなればなる程、予想の当たる確率は上がる計算になる。
オムロンさんの事例です。納期を1/13に短縮しています。

これは日経ビジネス掲載された2011年9月11月に出されたものなんですけれども、納期が13週間だったのを1週間にしたんですね。

これで予想がより当たるようになる訳です。
なんで今までは1週間でできなかったの?という話なんですが、実はこの製品の部品は20点もありませんでした。

しかし、12週間持たないと揃わない。

組み立てが1週間できたとしても、部品調達に時間が掛かったらどうでしょうか?

やっぱり13週間かかるよね。ということになります。

それなら、どうすればいいんですか?
完成品で在庫を持つと部品在庫どっちがリスクが少ないですか?

それは部品でしょう?当たり前ですね。
どっちがコストが安いかというと部品ですね。

ところで、全体の中のその部品ってどのくらいですか?
わずか数パーセント。
それだけ在庫を持っていればリードタイムを全部短くできる。

わかった、なるほど。
納期の長い供給する部品メーカーに対して引き取りを保証してPOを出した。部品、その部品の材料だけ持ってくれって材料の発注をする。
そうすると相手は安心して材料を持てます。完成品で金を払って貰うとリードタイムは劇的に短くなる。
そうするとサプライヤのリードタイム短くなるし、リスクも少ない。Win-Winですよ。

さらに、製品の供給技術を短縮して余剰在庫欠品をなくせば、売上や利益の増加につながります。

そうするとサプライヤーは売り上げがあれば、どうですか?
喜ぶ。Win-Winの関係を作るということになる。
お互いに、だから絶対に売れないものをつくってはいけないんだということで、リードタイムが短くってことに集中したと思います。

どうやってやるかについては、オムロンの担当者がどうやってやったかと話してるビデオがあります。
結構、詳細にノウハウを丸出し。本当にここまで話していいのかってぐらいに話してくれます。GoldrattChannelProのほうで出ていますので、ぜひ見ていただければと思います。

この中では、ぶっちゃけてまして、この場合どうするのか。
そうは言うけど・・といった議論もあります。それにも答えて、実は本当こうやってやるんだよなんてことも、実態はこうだったんだよなんて言うリアルな話もできます。仲間もいますので、ぜひご参加いただければと思います。

リードタイムが短いことをお金の面から考えてください。
100万円のお金を運用する。
銀行に預けたらいくらになりますか?

もし金利10%つく金融商品があったら買いますか?
元本保証です。ということは一年で100万円が110万円と。いいですよね?
これが半年だと6カ月で金利10%、100万円が6カ月で10万円。
ということは、あと半年あると1年で20万円。
100万円が20万。3ヵ月ならいくらになりますか。
1ヶ月ならどうでしょうか。毎月、10万円ずつチャリン、チャリン。
10日だったら?
10日後、チャリンチャリン。すごいですね。ものすごく儲かる。

難波の方ではこれをトイチといって。漫画やつですね。
結構危ないビジネスだと思うんですよね。
でも皆さんの商品は素晴らしいビジネスだと思うんです。
皆さんのすごい創意工夫とか金利10%どころじゃないんじゃないでしょうか。

金利10%どころじゃなくて、原材料費と売値の差が倍とかもあると思います。それなぜかというと、皆さんの本当の創意と工夫が入ってるから。
不思議じゃないですよね?それも健全です。
それを1週間で回したらウハウハですね。

リードタイム短縮はお金を作るスピードを高めることになります。資金需要も入ってくる。お金が増える。
スピードを上げるということは、とても大きな利益につながることになるんですね。予想期間が短ければ短いほど予想は正確になります。
リードタイム短縮は予想より正確にするだけでなくて、少ない資金でお金を稼ぐスピードを上げる事に繋がるということで、回転をどんどん良くしていく。商売の基本となるとそれが大事なんだってことになるわけですね。

金の知恵はありましたでしょうか?月曜日が楽しい会社にしましょう。


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予想を当てるためのもっとも効果的な方法は?(「リードタイムの短縮」と「儲け」の関係を読み解く) - YouTube

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