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『関ジャム』でヒゲダンの『アポトーシス』が蔦谷好位置さんのマイベストに選出

テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』1月16日放送分をTverで見ました。「プロが選ぶ年間マイベスト」という企画で蔦屋さんが1位に選んだのがOfficial髭男dismの『アポトーシス』です。

この解説で、知りたいと思っていたことがわかりました。イントロに使われている音についてです。蔦屋さんはこの音色に着目し、タイトルの意味と絡めてこのように表現しています。

「顕微鏡で細胞が動く様子を覗いているとか、お母さんの胎内にいる赤ちゃんのエコー写真を見るような神秘的なイメージ」「二胡かなんかか、シンセではないし、ヴォイスサンプルかなぁと思って聡くんに聞いたら、ヴォイスサンプルをコンピューターで魔改造してこの世にない音を作った」

ピアノで弾くと美しいだけのメロディだけど、この音色にしたのが凄いという話でした。

僕も、これなんの楽器なんだろう、アジアの民族楽器を混ぜた感じの音色をシンセで作ったのかな?と疑問に思っていました。

でも、これがヴォイスサンプルだと言われても、人の声の痕跡が全く残ってないので、元の音がなかなかイメージできません。そこで発想を変えて、この曲のテーマから探ってみました。

死生観がクローズアップされることが多いですが、それだけではなくて、新しい生命の誕生とか、世代に受け継がれていくこと、というテーマもあると思っていて、それはMVのイメージショットにも表現されていると思うのですが、そこで、これは子どもの声、もしくは赤ちゃんの泣き声かな、と思いました。

そんなことを考えながらたまたま聴いていたFlumeの”71m3”という曲に、子どもの声っぽいヴォイスサンプルがあったので、これをさらに加工したらああなるのかな?などと思いました。

ベースの楢崎さん曰く、藤原さんはDAW(音楽制作用パソコンソフト)を「鬼のように使える」とのこと。

藤原さんは作詞作曲ヴォーカルキーボードに加えてギターもベースもドラムスも演奏できて打ち込みも凄いのだから、まさに音楽の申し子だと思います。

『アポトーシス』については以前に感想を書きました。今は『Universe』の感想文を書いていますがなかなか上手く纏められません。あと『Editorial』についても書きたいことがある。そうこうしているうちに新曲『Anarchy』が出た。

聴くだけじゃなくて感想を書きたくなる曲ばかりなので、この際、いろいろ考えて存分に味わいつくそうと思っています。