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ラジオの収録現場を見学した昔話

僕はテレビや映画の制作現場を見たことはありませんが、ひょんなことからラジオの収録には立ち会ったことがあります。昔の話だからいいかな。

それはTOKYO FMで1990年代終盤に放送されていた『ナイトワープ』という番組で、ホストはゲームクリエイターの飯野賢治さんでした。彼は若くして亡くなってしまいましたが、昔からのゲームファンならば『Dの食卓』というタイトルは覚えていると思います。

当時、友人がネット系ベンチャーを始めて、この番組のウェブサイトの仕事を受注したので、先方にやる気を見せるためにサクラ的なスタッフとして立会いに参加したのです。この時は二本撮りで、かなり豪華なゲストだったんですよ。佐野元春さんと矢野顕子さん。

僕らは副調整室の後ろにあるソファーに座ってただ見ていました。卓に座っていたのは若い女性二人、ミキサーさんとADさんかな。場を仕切っていたのはヨレヨレのスーツ姿の男性で、彼がディレクターだったのでしょうが、番組進行は飯野さんに任せている感じで、こちらから何らかの指示をすることもなく、自由なフリートークを丸ごと録音していた感じでした。

印象的だったのは、番組にきたハガキ数枚にパッパッと目を通したDが、そのままそれらをゴミ箱に投げ入れていた姿でした。

先日放送されたJ-WAVE KINGS PLACE 水曜日の尾崎世界観さんが、メールが来ない、欲しい欲しいとあまりにも嘆くものだから、公式サイトを見てみたら、初回放送で告知が十分じゃなかったにしても10通しかなかったとスタッフがぼやいていました。

いやぁでもこのブログの文章には番組への愛がありますね。僕もメール書いてみようかな。