残暑の伊豆トレイルはやはり厳しかった【9/17, 25〜30℃, 霧→晴】

以前挑戦したIzu trail journeyのコース試走。その時はまだ残暑が厳しく船原峠で断念した(9/3, 伊豆稜線歩道は直射日光+30℃)。
今回は気温も5℃程度低く、雨予報でもあったので、完走できるのでは?と思いチャレンジした。

コースを復習

まず、二本杉峠に入ってしまえば、あとは尾根・伊豆稜線歩道伝いに走っていくだけである。ITJコースを忠実に辿ろうとすると仁科峠エイドなどは一部立入禁止などにはなっているが、基本的には全てコース試走が可能。迷うこともない。

二本杉峠へは、
バス、もしくはITJ baseのプランで修善寺駅から水生地下まで連れてってもらい
水生地下→旧天城トンネル→天城峠→二本杉峠、で行くことができる。
旧天城から天城峠まではちょっとした登りがあるが、大した長さ・傾斜ではない。

ここで注意したいのが、旧天城トンネルから二本杉峠へと至る道。基本的には走れるトレイルが続くので楽しく走れるのだが、

上記写真のようにところどころ道幅狭く、倒木で道が塞がれていたりする。要注意。まぁ楽しいんだけど。

レポ

修善寺駅8時発のバスに乗り、水生地下バス停まで。片田舎のバスのはずだが、観光客・地元客入り乱れて、乗車人数は多い。途中で異臭を放つ登山客が乗ってきたりして、車内に戦慄が走る。水生地下のバス停で降りたら、彼も一緒に降りてきたのでダッシュで逃げる。

旧天城トンネル横のトイレで排泄を行うと、中に大きなクモが。立派なアシダカグモさん。頼むから近づかないで。

と、いろいろあったところで天城峠に至る登山道をアタック開始。

前回の反省を踏まえて、水を1.5 + 500 x 2 + 200 x 2とかなりの量を持ってきたおかげで荷物が重く、登りがしんどい。やばいなぁ……とか思ってたが、思ったよりすぐ付いてしまう。ラッキー。

そこからはさっきまで登坂に苦しんでいたのが嘘のようにトレイルを走れる。あれ、調子いいんじゃね?

その調子のままあまり苦労することなく仁科峠に到着すると、一帯は霧で包まれていた。

いつもはここで稜線が見渡せる

お、良いじゃん。
この時点で水も2L残っていたので、仁科での補給も行わずにGO!

仁科からの小さなピークが連発する道は、あまり得意ではない。距離としては大したことないはずなんだけど、斜度とかサーフェスが影響しているのか?あと階段も多い。ここは本番までに対処しなきゃいけないな。

森の中を抜けて道に出ると、青空が見えた。普通なら景色が良くなることを喜ぶのだが、今日は別。日光に焼かれることになる。あぁ、このあと厳しくなるなぁ……と覚悟を決めて先に進む。

幾人もの心を折ってきた船原峠から土肥駐車場までの登り
土肥駐車場。大会中はここにエイドがある。
ラブライブサンシャインの聖地でもある。
いつみても素敵な稜線からの景色

気温が低い大会期間中ですら走るのが辛い船原からの登りを、直射日光と高い気温の中歯を食いしばりながら登っていく。こうなってしまうと、本当に辛い。1 kmが10 kmにも100 kmにも思える。

けれども終わりは案外すぐ来るもので土肥駐車場に到着。

ここからはwinning run!

なんて甘いことはなく、だるま山への登りとか本当にしんどい。こんなに傾斜あったっけ?土肥駐車場を過ぎてから登りはほとんど走れず、命からがらなんとかだるまやまレストハウスに到着。

綺麗な景色である

やっとついた。

まずはトイレの水を使って水浴び。かなり気持いい。観光客が沢山いるけど、気にせずに。すみません、オーバーヒートしちゃうんです。

一息ついてベンチに腰掛ける。ここでバスを来るのを待っていても良かったのだが、調べると次のバスが来るまで50分ある。

……じゃあ走った方がいいな。

ということで走って下ることに。
下りは残ってる体力を考慮して、コンクリの道をチョイス。虹の郷の横を駆け抜けていくコースだ。この道は去年ライトアップを見るために走った記憶があって、ヤビツ峠みたいなノリで走れるのでもう慣れたもの。
ITJコースは登り返すからはしりたくなかった。

ささっと降りて、ITJ baseさん。44.9 km。自転車見たいな距離走ってるな。

シャワーとドリンクを頂いてリラックス。

楽しい旅でした。

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