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#Jリーグ非公式勝手未来ミーティング 「Jクラブとリーグの未来」を開催しました

ONE FIELD 運営メンバーの三浦です。6月25日20時から「#Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」の第9回目を開催しました。

第9回目は、藤沢久美さんが中心となり、スーパーシティの専門家で全国各地で官民連携事業を立ち上げてきた日本総研の東博暢さんをゲストにお招きし、「Jクラブとリーグの未来」をテーマに語り合いました。

今回のミーティングは東さんの自己紹介からスタートしました。
東さんは日本総研に所属しながら、テクノロジースタートアップの支援や大阪のグランドフロントのコンセプト設計のような街づくり、内閣府や地方政府のアドバイザーをされています。

デュアルモード

現在産官連携を促しながら日本のスマートシティ化を対応している東さん。その経験から地域間連携のあり方として「Dual Mode Society」を提案されていました。そのモードとは超感染症社会を前提とした「経済モード」「安全モード」。この二つのモードを切り替えながら、社会を運営していくことが求められているとのことでした。
ポストコロナ社会においては資本主義のあり方だけではなく、首都圏と地方の関係性も再定義してどう社会を運営するかが重要という提言をいただきました。国や自治体と連携する必要があるJリーグ自体もデュアルモードの考えは前提にしないといけないことかもしれません。

Jリーグが持つ”コンテンツ”

またこのコロナ禍の中で改めて再認識させられたことは、Jリーグがファンコミュニティを持っているということ。

その中心にあるスタジアムは東さんが提言された「デュアルモード」以前は用途が事前に定義されて作られています。以前のような経済モードのときはよいが、パンデミックになると用途を失ってきます。今後その広い空間をどう使うか、企業とどう連携できるか東さんがヒントをおっしゃっていました。

企業からも新しい社会をどう作るか、新しい技術をどう作るのか、相談がくる
日本の企業が困っているのは拡散。いかにユーザーに試してもらうか。
リビングラボという発想だが、いかに人を集めて検証をかけていくか。

リビングラボはまさに昨年トヨタが発表していたコネクテッド・シティ構想とも共通することであり、コミュニティを持つJリーグはスタジアムを始め企業と連携できるコンテンツを多く持っているため、今までのJクラブがスポンサーに提案しているプロモーションだけでない価値を生み出せるのではないかと思いました。

選手や監督の持つコンテンツにも触れられていました。今はどんどん横の繋がりが持てる個人で発信できる時代。地域とコミュニティでつながっているJリーグは選手や監督が持っているコンテンツを引き出していって、地域と選手や監督とつなげる役割になれるのではといった話題がでました。

東さんは音楽業界の事例に触れ、昔だと50歳くらいにならないと横の繋がりができなかったが今は30歳くらいで作れる状態にあることから、選手も積極的に自分をコンテンツとしてアウトプットし他の社会の人と関わるべきという話もしてくださいました。

政治や自治体のイシューが実はその産業や業界で生きる人の課題につながっていないことにも触れ、例えば現役のサッカー選手が政治や自治体とつながり提言する時代が来るかもという面白い話もでました。

最後にデジタルイノベーションにおけるサッカーの質やエンタメ性はどう問われていくかや、アジアのや世界の中でのJリーグとして飛躍するために必要なことなどの質問に対しての議論が多いに盛り上がりました。

次回のJリーグ非公式勝手未来ミーティング

次回のJリーグ非公式勝手未来ミーティングが開催未定ですが、月1回ペースで実施を予定しています。

グラフィックレコーディング

当日のセッションのグラフィックレコーディングです!今回は第2回でも描いていただいたさよまるさんです。さよまるさん、ありがとうございます!画像1

さよまるさんの取り組みが気になる方は、ぜひさよまるさんのnoteも御覧ください。

※「Jリーグ非公式勝手未来ミーティング」における各自の発言は、個人的な見解であり、Jリーグの公式見解ではありません。


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