ONE REPORT:土用の丑の日に鰻はどこで買われたのか?
例年よりも長い梅雨が明けて、ついに夏本番が始まりますね。
梅雨が明け、夏らしくなってくることは良いことですが、暑いと食欲が無くなり夏バテに、水分補給が足りず熱中症に、など、夏特有の疾病に気を付けたいところです。
夏バテ防止のために日本では古来より「暑い時期を乗り切るために、栄養価の高い鰻を食べる」という習慣があります。いわゆる『土用の丑の日』ですね。筆者も鰻大好きです。
ウィキペディアによると『万葉集にも詠まれているように古代に端を発するとされるが、土用の丑の日に食べる習慣となったのは、文政5年(1822年 - 1823年)当時の話題を集めた『明和誌』(青山白峰著)によれば、安永・天明の頃(1772年 - 1788年)よりの風習であるという。』とのことです。
今回は、7月の鰻関連の食品の売れ行きについて見ていきたいと思います。(鰻屋のうな重などの定番だけでなく、スーパーで売られている鰻の蒲焼やファストフード店のうな丼定食など、鰻関連の食品全般で算出しています)
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鰻関連の食品が一番買われたのは7/21(土用の丑の日当日)
7月で鰻関連の食品が一番買われたのは、圧倒的に土用の丑の日当日の7/21(火)です。
やはりみなさん、土用の丑の日は鰻を召し上がるんですね。
では鰻関連の食品は、どの業態で買われているのでしょうか。
7月全体(7/21(火)を除く)と、7/21(火)当日、のそれぞれで見ていきたいと思います。
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鰻関連の食品が買われているのは「スーパーマーケット」
7/1〜7/31の期間(7/21を除く)で、鰻関連の食品が多く購入されたのはスーパーマーケットです。確かに、最近スーパーマーケットでは、鰻の白焼きや蒲焼、うな重など、鰻屋で売っているような食品も買うことができ、スーパーのお惣菜コーナーで売られている鰻のお弁当などメニューも豊富で商品を選ぶ楽しさもありますね。
さらにお店で食べるよりもリーズナブルです。
また、今年は新型コロナの影響で外食を控えている人も多く、外食需要が中食(家庭以外で調理された食品を持ち帰り、家で食べる)へシフトしたことも影響がありそうです。
では、土用の丑の日の7/21(火)単体で見るとどうでしょうか。
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スーパーマーケットでの購入割合がさらに上昇
土用の丑の日当日の7/21単体で見ると7月全体に比べ
となっています。
7月全体(7/21除く)では、スーパーマーケットで鰻関連の食品の購入割合は6割弱だったのに対し、土用の丑の日当日の7/21の鰻関連の食品の割合は8割近くに上昇しています。
7/21(火)は平日のため、レストランなど外食をするのが難しく、自宅で食べるための食材用としてスーパーマーケットで鰻関連の食品を購入した方が増えたと推測されます。
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30代半ばの筆者が年少期の頃は美味しいお惣菜 = デパ地下のお惣菜でしたが、最近ではスーパーマーケットのお惣菜もとても美味しく、百貨店に引けを取らなくなってきていると思います。
今回の分析の主旨とは少し逸れますが、美味しいものを食べることが目的の場合はスーパーマーケット、デパ地下などの中食、食べること+アルファの体験を求める場合は外食、など使い分けが進んでくると思われます。
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