青紫の紳士
清らかに、少し寂しげに、風に靡くその姿
スラリとした緑の茎に、可憐に纏う青紫の花弁からは、優しく落ち着いた香りがする
繊細だか、印象深い貴方
冷静さも兼ねた貴方は、万人を魅了して、今昔その色香は、色褪せない
初夏の風に靡きながらも、いつまでも清楚さを保つ貴方
昼の太陽から、夜の月まで、貴方の清らかさは続く
貴方は安らかな眠りに導くとも言われているけど・・・
貴方が、真に眠れる日は、いつ来るのだろうか
もし、私で良ければ、貴方の傍らに
そう思い、私はしずかな夜風のように、貴方の傍らで、今宵眠る
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