滑り台逆走選手権

滑り台逆走選手権とは
···滑り台は普通上から下へ滑る遊具であり、皆さんも一度くらいは滑ったことがあるだろう。しかし、その滑り台のルールに縛られず下から上へ逆走していくもの達がいる。私はそんな彼らの向上心や社会に対してあがき、もがこうとする姿勢というものを評価せざるを得なかった。
だから私は彼らをアスリートとし、滑り台の逆走をスポーツとした。いま申請を出していて次の広辞苑にもスポーツとして滑り台逆走選手権が掲載される。そのくらい今とても熱く盛り上がっている競技である。

ルール
···まず、競技場(滑り台)は主催陣営によって決定される。各々の競技場の距離や角度などは一定ではないため、細かいルールなどは主催陣営に一任する。
ただし、2.36滑り(1滑りは一般老婆が30秒で滑りきることができる距離)以上の滑り台は長距離滑り台、それ未満は短距離滑り台と表記することが義務づけられている。
競技は基本的に一人で行う。まず試走を一度行う。この時滑り台は逆走してもそのまま滑っても良い。
試走が全員終わり次第本走に入る。
基本的には本走は二本行われ、より良いタイムのものが記録となる。
本走では、サンドパリジェンヌスタート(右手でスタート地点にある砂を掬い、右真横にいる審判に投げつけた時からタイムがスタートする方式)を採用している。
そこから滑り台の頂上まで登って両手を上げ、八文字以上の単語を言ったところまでがタイムとなる。ここで八文字以上の単語を言えなかった場合記録にはならず落ち込みながら滑り台の階段を降りなければならない。

最後に
···この滑り台逆走選手権だがスポーツとして認定されたのは1980年とわりと最近であるが、年々競技人口は増加している。この記事を読んだ君もぜひ、滑り台逆走選手権に参加し、競技を活発化してくれると嬉しい。
最後に、君たちの参考になるように短距離滑り台の世界記録を記しておこう。

チュンチュン・ブッテラーノ・湯浅4.36秒(スペイン)

※フィクションです。信じないでください。

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