地上に芽を出した自己肯定感

生きづらさを感じている人で、自己肯定感が低いことを自覚している人は多いと思うんだけど、そのままで良いと思っている人はきっと少ないと思う。
私はずーっと生きづらさを感じながら生きてきて、その原因は自己肯定感の低さにあるんだと数年前に気がついた(遅い)

自己肯定感の低さって過去の出来事が原因なわけで、そのほとんどは幼少期の親の言動や家庭環境なんだろうと思うんだけど。
で、何か悪いことが起こるたびに、そういう過去の経験が原因で自分が作り上げた思い込みや認知の歪みが発動して、
どうせ私は… やっぱり私は…
と、自分はクズなんだとさらに思い込んで、何をやってもうまくいくわけがないと思い込んで。

私はその状態をなんとかしたくて、少しでも生きづらさを改善したくて、とにかく本を読み漁った。
自己肯定感に関するものをはじめ、自己啓発関連、いろんなジャンルの人のエッセイ、小説など。
私にはエッセイと小説が合っていた。

エッセイってこれまでほとんど読んだことがなかったんだけど、
自分以外の人が、どういう考え方、物事の捉え方、人との付き合い方、問題との向き合い方、決断の仕方などをしているかを知ることができて、
それによって、自分の凝り固まった考え方や認知の歪み、視野の狭さや、包容力と柔軟性のなさなどに気づくことができて、少しずつ改善することができた。
そしたら自己肯定感も上がっていった!
と言っても、地中奥深くにあったモノが地上に出てきたって程度だけど、それでもやっぱり全然違う!
以前の生きづらさがかなり改善された!

自己肯定感って別に自分を好きになるってことじゃなくて(私は自分を好きになることは一生ないと思う)、
ダメなところもいっぱいあるし、人に嫌われることもあるだろうけど、それでも良いじゃないか!って思えることなんだと思う。

生きづらさに苦しんでいる人は、ぜひ自分にあった抜け出し方を見つけて欲しい!
呪いを解いてくれるモノに出会って欲しい!
他人にはしてもらえない、自分にしかできないことだから!

ちなみに自己肯定感の話ではないけれど、私はこの対談を聞いてめちゃくちゃ考えさせられました。


そして自己肯定感が通常になると、今まで間違った人達を好きになっていたことに気づいて、どうしてあんな人達を好きになって必死にがんばっていたんだろうと情けなくなる(笑)
どんなに酷い扱いをされても、自己肯定感が低いと全部我慢して受け入れてしまって、
自分がクズなんだから仕方ない、自分が我慢することでやっていけるならそれでいい、自分みたいな人間と付き合ってくれる人なんてきっと他にいないだろうしとか思ってしまって。
今の私なら言いたいことをハッキリ言ってすぐに離れるのに。
でもそういうのも全部学びになったと思える。
もうそういう人達は選ばない!
そして、好きな人との向き合い方も変わったと思う。
自己卑下することなく、顔色をうかがって無理に合わせることなく、勝手に不安になって自爆することなく、自分の感情も大事にして言いたいことはきちんと言えて。
対等な関係でいたいもんね。

そして今は、過去の出来事と向き合うべきかどうか悩んでる。
今の自分で幼少期の自分を見ると、あまりに淋しそうで悲しそうで辛そうで、そしてそういう感情を全部我慢して抑え込んでいて、可哀そうで見ていられない。
もし、ひとつひとつの出来事とその時の自分の感情をきちんと認めて消化できたら、過去の負の感情を成仏させてちゃんと過去に置いて来られるんじゃないかと思ったんだけど、
次から次へと湧き出てくる過去の出来事と負の感情に向き合ってたら、気が狂いそうになってしまって…
それなら、無理に引っ張り出さず、向き合わず、なるべく思い出さないように努力することで、過去の奥深くもう手の届かないところに埋葬してもいいんじゃないかと思ってみたり。
これはもう自分の心の状態をみながらやっていくしかない。

別にとんでもない酷いことを経験したとかではなく、
きっとたくさんの人が経験しているであろうことだし、もっと酷い過酷な経験をした人も多いと思うから、自分が特別大変だなんて思ってなくて、
自分にとって辛い出来事がたくさんあり、この先少しでも心を軽くして生きやすくするためにこういう風に考えてますって話です。

あ、あと、他人と比較することで自分の立ち位置(幸せ)を決めている人も、そのクセをやめた方が断然生きやすくなると思います!
自分が見ているのってその人のほんの一部分だけだし、きっと自分にとって都合のいい部分だけしか見てないと思う。
自分は辛い、自分は可哀そうって思いたい人は、他人の良い部分だけを見て、やっぱり自分は不幸だと変に自分を納得させたり、
自分は人よりも優れている、幸せだと思いたい人は、他人の粗を探して勝てる部分だけを見つけ出して、あぁ良かった、自分はあの人より上で幸せだって安心して。
幸せの定義も形も人それぞれで、人と比べるモノじゃないし、幸せに上も下もないと思う。
自分なりの幸せを作り上げていこう。

オチはありませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます (^^)


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