【朝ご飯2024.06.27】8年越しの想いをとげる 「神楽坂 フォンティーヌ」
前々から気になっていた所に行って来ました。
その存在に気付いたのは8年前。
お花のお稽古に初めて行った日だったかな、それともお教室を下見に行った時だったか…
前は階段の所の看板が、確かロールパンのサンドイッチの写真だったし、こんなレトロ喫茶風じゃ無かったよな…
なんだかオシャレっぽくなってると思いながら8年間ただ見つめていた階段を、少し緊張しながら降りてみました。
普通に昔から営業しているのだろうと思わせる喫茶店で、いわゆる映えなレトロ喫茶ではありませんでした。
老夫婦と言うには若いご夫婦が、イチゲンさんな私にも平らに接して下さってとても居心地良く、店内に飾ってあった能町みね子さんのコラムのコピーを見てオススメのミルクセーキを頂きました。
ミルクセーキは何かのお味が立つ濃厚なタイプじゃなくて、ちょっとあっさりした感じで美味しい。
「本当の美味しいってこうゆう事だよね。」と思う美味しさ。
テーブルが4つくらいと、小さなカウンターだけのお店でテレビの音も、隣の席の話し声や、常連さんとマスターやママが話す声が聞こえるのだけど、その中でのんびり文庫本を取り出して読んでしばらく時間を過ごしました。
途中から登場したマスターは、さっきまで扇風機を洗っていたのだそう。
暑くなったらエアコンが効かなくなるから、5台の扇風機をお店の中に設置するのだとか。どこに5台?って常連さんの顔が物語っていたようで、事細かに説明してる声が聴こえる。
その後テレビの競馬中継を見ながら競馬談義が始まり、なんだか映画の中か物語の中に居るようで、凄く遠くに旅をしているような気持ちになりました。
こうゆう旅もあるのだなぁと、
味をしめてしまいそうです。
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