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チャットモンチーの話

友人が趣味でバンドをやっている。
今度ライブをするのでと招待してもらった。
チャットモンチーのカバーをするとのこと。

今回、その友人におすすめの曲をいくつか教えてもらったので、そのうちの気に入った2曲について書こうと思う。

本題に入る前に、このnoteを書くにあたってチャットモンチーの来歴を簡単に調べた。
思っていたよりもキャリアが長くて、メンバーの入れ替わりも多くて驚いた。
3人から2人になったのと、解散したのは知っていたけど。
自分が認知しているチャットモンチーはいわゆる「第3期」という時期らしい。
元々は『シャングリラ』と『風吹けば恋』くらいしかちゃんと聴いたことはなかった。

では本題に入ります。

お気に入り1曲目
『真夜中遊園地』

まず歌い出しの小気味良いリズム感に惹かれた。
先に書いたとおり『シャングリラ』や『風吹けば恋』のイメージだったから、思っていたより明るくなくてそれが逆に良かった。

最初は流し聞きだったけど、随所のフレーズが印象に残った。
明るくないけど疾走感があるメロディに、情景の浮かぶ歌詞がマッチしている。
タイトルどおり夜に聴きたい曲。

「オリオン座の点と点結んでも星の足りないプラネタリュウム」

このフレーズが特に好き。
冬に夜空を見上げたときに、オリオン座はなんとなくわかる。
でもどの星がオリオン座を形作っているのかよくはわからないし、他の星座のことについてはもっとわからない。
ただそれでも「綺麗だなあ」と思って眺めてはみる。そんな情景。

明るすぎない曲の雰囲気もあいまって、本当に冬の夜空の星を眺めている気分になる。
もしくは、そういった思い出が蘇ってくる感じがする。
冬の肌寒い夜のなんとなく不安な感じとか。
不幸せなわけじゃないけど、なんとなく「今のままでいいんだろうか」みたいな気持ち。

『シャングリラ』に対して表裏のようなテーマを感じるので、表現したい共通の何かがあったのかもしれない。


お気に入り2曲目
『last love letter』

こっちは歌詞よりもメロディ、さらにいえばイントロに心を掴まれた。
元よりベースがかっこいい曲が好きなので、曲の入りの時点でグッときた。

チャットモンチーの話から逸れてしまうけど、ポルノグラフィティの『メリッサ』やASIAN KUNG-FU GENERATIONの『遥か彼方』なんて大好物だ。
バンドではないけどTWICEの『The Feels』もベースがかっこいい。

話をチャットモンチーに戻す。
この曲を聴いてすぐに件の友人に「『last love letter』のイントロかっこいいね」というLINEをした。
友人は自分がベース好きなことを知っているので、それを踏まえて「(イントロの)ベースだけじゃなくドラムもテクニカルだよ」という旨の返信をくれた。

それでドラムにも耳を傾けて改めて聴いてみた。
自分は専門的なことはほとんどわからない。
けど、難しそうなことをしているのはわかる。
各メロディで打ち込み方が全く違うし、リズムもかなり変則的だ。
一回一回の打ち込みの密度も高い。
正確にこれを叩くのは相当な技術がないとできないと思う。

サビ前にリズムが落ち着いて再加速する箇所があるけど、ここがかなり好き。
ドラムはバンドの屋台骨というけど、この曲はそれをすごく実感できる。

正直に言うと歌詞はあんまり好きじゃないんだけど、メロディだけで何回でも聴ける。 


曲については以上。
本当はまだこの2曲についても書きたいことはあるし、それ以外の曲のことも書きたいけどこの辺で。
友人のライブが楽しみ。

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