振り返ると不毛: 中学の時のとある学級会
今日は、私が中学生の頃(かれこれ30年以上前!)にあった、今考えるとこの上なく不毛な、ある「学級会」について書きます。
当時、クラスで問題が発生する度に、その問題を扱う学級会が開かれていました。(時に普段の授業に代えて!)
その一つが、「飴の包み紙が見つかったこと」に起因する学級会。
当時(今も?)、学校にお菓子を持って来てはならず、飴の包み紙が見つかったということは、誰かが学校で飴を食べていたということ、けしからん!ということで、学級会が開かれました。
詳細は覚えていませんが、今考えると、本当にくだらないと思います。
飴を食べたくらいで...別にいいじゃないですか。
そんなことを延々話し合う前に、もっとやるべきこと(学ぶこと)がいくらでもあったはず。
(将来設計、自分の考えをきちんと発言できるようになること、etc...)
しかし、当時の私は、この学級会が開かれていることに何ら疑問を抱かず、「なるほど、それはけしからん。誰がやったんだろう???」と思いながら、怒り心頭の先生の話をフムフムと聞いてました。
私、先生の言うことは鵜呑みにするタイプの、当時の先生にとっては、扱いやすい「良い生徒」だったので...
(学校の校則についても、特に疑問を持っていませんでした。
何と言ったって、1年生の時は「風紀委員」(!) でしたからね。
今でもあるんでしょうか...)
大人になって、世の中には子供の頃から、先生の言うことを鵜呑みにせずに、きちんと自分で考えられる人がいる、ということを知り、とても驚きました。
この違い(先生の言うことに疑問を持たない子とそうでない子)、何なのでしょうか。
大まかに言って、以下の2パターンがあるのでしょうか。
① 親からの影響の場合
普段からいろいろなことについて意見交換する親子関係があって、先生の言うことを鵜呑みにしない子が育つ場合
② 親以外の影響の場合
親以外からの何らかのインプット(例.読書、友達関係)から気づきを得て、先生の言うことを鵜呑みにせず、自分なりに考える力を身につけられる場合
*私のように、親・祖父母から「先生の言うことはきちんと聞きましょう」と言われ、従順にそれを守る子は、自ら思考することなく歳を重ねますw
ちなみに、私が前述の学級会やその他の校則に疑問を持ったきっかけは、インターナショナルスクールに通う機会を得たことでした。
その学校は、私が通っていた公立の中学校と比べると、いろいろな面において自由な学校でした。
制服は無いし、お菓子を持って来るもの自由。(学校でも売ってました。)
ある日、お昼休み直後の授業のために早めに教室に行くと、先生がアイスクリームを食べながら教室に入ってきたくらいです。初めてその姿を見た時はカルチャーショックでしたが、それが普通の世界、学校で飴を食べている人がいても、誰も咎めません。
学校で飴を食べている人がいても、何の問題も無いのです!
自分の置かれる環境を変えること、異なる見方を学ぶことって、大切ですね。
Voicyパーソナリティーの木下斉さんがオーストラリアに約1か月行かれている話を聞いて、私も今年は今まで以上に積極的に旅をして、新たな視点を得ようと思いました。