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人生初のデザイン発注からの気づき①

先日以下の投稿でお知らせしたとおり、この度、note・Voicy用アイコンのデザインをななうみさんにお願いしました。

今日は、ななうみさんにデザインをお願いした過程で得た気づきなどを共有します。(少し長くなってしまうため、2回に分けようと思います。)
今後、デザイン発注される方の参考になれば幸いです。

*ちなみに私は今回、人生で初めてデザインを発注しました。

[24/7/1追記]
注:本稿は、2024年5月から6月にかけて、オンババがななうみさんに
  デザインを依頼した際のことをもとに記載しています。
  ななうみさんにデザイン発注される場合、最新の発注プロセス&条件を
  ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  (本稿に記載のプロセス・条件と異なる可能性あり。)


1.デザイン料、適切な金額は?

いきなりですが(!)、そもそもデザイン料って、いくらが適切なのでしょうか??? Googleで、SNSアイコンのデザイン料について検索したところ、以下の情報が出てきました。

依頼先にもよりますが、アイコンの作成を個人へ依頼する際の費用相場は1,000円~5,000円前後です(アイコン1点あたり)。人気のイラストレーターやデザイナーへ依頼したい場合は1万円以上になるケースもあります。

一方、イラスト制作会社やデザイン事務所へ依頼する場合は、数万円~数十万円程度が相場です。

クラウドワークスのサイトより引用 https://crowdworks.jp/times/know-how/11876/

相場として、1,000円~5,000円とありますが、アイコンデザインに要する作業(参考画像からのラフ画作成、色付け、修正etc…)や求められる能力を考えると、5,000円は安すぎるように感じました。

デザイン料を決定するにあたり私が考えた主なポイントは、以下の2点です。

最低賃金を下回らないこと。【大前提】
そもそもデザインの仕事は、「時給」の概念に馴染まないものだと思っていますが、作業時間を時給換算した時に、少なくとも「最低賃金を下回らない」金額であるべきだと考えました。
(これは別にデザインに限った話ではなく、ありとあらゆる仕事について言えることであり、また、ただでさえ低い「最低賃金」さえ払えばよい、と考えているわけでもありません。)

デザーナーの方によって、デザインに要する時間は異なるとは思いますが(長ければよい、短いとNG、というものではありません。)、仮に時間をかけてじっくり取り組んでくださった場合、少なくとも最低賃金以上の金額を対価として支払いたい、というのが私のスタンスです。
(注:短時間でできたものであれば、その分少なくてよい、と考えている
   わけではありません。念のため。)

② デザインに要する手間隙(参考画像からのラフ画作成、色付け、修正etc…)や求められる能力を踏まえた適正価格を意識する。
適正価格の判断が難しく、「意識する」という中途半端な書き方になってしまっていますが...
今回の依頼は、ななうみさんの「絵を描く」というスキルを活用させていただくものであり(私が尊敬するスキルです!)、そのスキル(デザイン)に対して、敬意ある対価の支払いが必要だと思いました。

今回は結局、私の対価に関する上記①&②の考えをななうみさんにお伝えした上で、ななうみさんに価格を決めていただきました。
(ななうみさんが希望される金額であれば、いくらでも構わないと思った
 のと、最終的に+αのお支払いをするつもりで、お願いしました。)

既にお支払い済ですが、結果的に、私の基準からすると、正直、対価のお支払いが十分できていないように感じています。

そもそも、ななうみさんのデザインは私にとって、数字で簡単に表すことのできない「価値」があるものであり(木下ファミリーのご縁でななうみさんにアイコンのデザインをお願いできることは、私にとってプライスレスです!)、今回金銭的にお支払いできていない分については、別の場面・カタチでななうみさんにお返ししていきたいです。
金銭的にお支払いすることだけが対価の支払い方法では無いように思いますし。

*最初から「応援の気持ち」を含めてお支払いするのもステキだと思います!

2.デザイン料支払い時の手数料

[24/7/1 都合により、本項のタイトルおよび記載内容を変更。]
例えば「ココナラ」等のプラットフォームを利用する場合、販売側・購入側双方に手数料がかかる場合があります。
 例)ココナラの場合(2024/7/1時点)
   購入時5.5%、販売時 22%

これらの手数料を差し引いて、実際にいくらがデザイナーの方に渡るのか、きちんと計算する必要があると思いました。

3.デザインに関する希望の伝え方

今回、「温室育ちババア」のSNSアイコンデザインを依頼するにあたり、「ババアの後ろに温室を描いて欲しい」という無茶なお願いをしました!!!
その他、デザインについて「どこまで具体的に細かな依頼をして良いものか?」という点は、非常に迷いました。
デザインをお願いする以上、プロにお任せすべきなのかもしれない(細かなリクエストを出すのは失礼になる?!)と思った一方、私自身、こんな感じのアイコンが欲しい、というイメージがあり、それをきちんとお伝えしておいた方が、より納得のいくものができあがるのではないか?とも思い...(要望を伝えずに、期待とは異なるデザインが出来上がるより、ある程度きちんと要望を伝えて、より期待にマッチするものが出来上がる方が良い気がしました。)
完全にお任せします、一切干渉しません(修正のお願いもしません)、ということであれば話は早いのですが...

振り返って考えると、最初に以下のコミュニケーションが取れていると良かったように思います。

・デザインについて、どの程度細かく要望を出してよいのか、
 デザイナーさんに確認する。
 (これは、デザイナーさんによっても方針が分かれるのかもしれないと
  思っております。(←勝手な想像で、裏付け無し。))

・自分として最低限、何が譲れないのか明確にする。
デザインについて要望を出し始めると、キリが無くなることも考えられます。が、ある程度はお任せする必要があることを考えると、「最低限、なにが譲れないのか?」を考えておくことは重要だと思いました。
最初から「何が譲れないポイントなのか?」が明確にならないことも想定され、簡単ではありませんが...
(私自身、何が譲れないポイントか、わかっていませんでした。)

今回出来上がったデザイン、非常に満足していますが、後から考えると、最初に以下の点を明確にできておけると良かったように思います。

・どの程度、本人に似たアイコンが欲しいか。
今回は、事前に参考までに、オンババの写真をお渡ししてデザインいただいたのですが、後から考えると、匿名で使うものでもあり、必ずしも本人そっくりである必要は無いと思いました。
(本人が特定できるレベルだと困るくらい^^;)
なんなら、本人と関係なく「ババア」のイラストが欲しい、というリクエストも一案だったように思いますw

・何歳くらいの人物に見えるものが欲しいか。
これは私が指定しなかったこともあって&お渡しした写真が若く見える写真だった(?!)こともあり、結果的に若いデザインになりましたが、最初に「●歳くらいに見える似顔絵」というリクエストも良いかと思います。

なお、今回デザインをお願いするにあたり、事前にななうみさんから、納品までのプロセスをご案内いただいておりました。
(ラフ画の提示&ラフ画の修正回数など。)
ラフ画の修正は、場合によっては際限なく希望が出てしまうことも考えられ、この点を最初に決めておくのはとても重要だと思いました。

4.清書に対する修正リクエスト

デザインしていただいた清書について、素人目に、●●の線を少し動かして欲しい、等のリクエストが考えられます。私自身、少し気になった点がありました。が、(当たり前のことですが)デザインは全体でバランスが取られているものであり、部分的に動かす(修正する)というのは難しいことだと思いました。(=部分的に動かすことで、全体のバランスが崩れることがある。)この点、デザインをお願いする人はきちんと理解しておく必要があると感じました。

他にも気づきがあったのですが、長くなってしまったので、一旦ここで区切りたいと思います。

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