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我が心のヒーロー・渡洋史さん/アニメ特撮・徒然草<7>

きょう、というかきのう3月4日は、こんな日だったそう。

私が少年時代にどハマりした「宇宙刑事シリーズ」の中でも一番好きだった「宇宙刑事シャリバン」が40年前に放送を開始した日だったそう。
ああそう、40年もたったのね。中学生時代に学校の小部屋で棒を削って白いスプレーを吹きかけ、剣を作っていたあの頃から40年…。

宇宙刑事シリーズの中でも「シャリバン」が好きだったのは主役の伊賀電(いがでん)役を演じていた渡洋史(わたりひろし)さんのカッコよさにつきますね。変身時のセリフ「赤射(せきしゃ)!」とポーズがめちゃくちゃいい!!

渡さんを初めて知ったのは「宇宙刑事ギャバン」の終盤に登場した「森林パトロール」役としての出演でした。よくあるゲスト出演っぽかったのが、純レギュラーっぽくなったかと思ったらなんと!ギャバンの後を継いで宇宙刑事に昇格。刑事の任務が引き継がれるという斬新なシナリオが誕生したのでした。
「シャリバン」で特撮俳優としての人気を固めた渡さんはその後、「シャイダー」にもシャリバンとしてゲスト出演。
その後番組の「巨獣特捜ジャスピオン」には謎の男「ブーメラン」として凖レギュラー出演し、さらにその後番組の「時空戦士スピルバン」でまた主役に返り咲くというブレイクぶり。
つまりは「メタルヒーローシリーズ」に5作品連続で出るという離れ業をやってのけたわけです。
特に「スピルバン」では、「宇宙刑事シャイダー」で女刑事・アニーとして人気をさらった森永奈緒美さんとの共演で激アツだったのですよ!!

「特撮俳優は2種類いる。渡洋史か、それ以外かだ」

当時そんな言葉が、流行りました(ウソ)。


ま、冗談はさておきですが、いわゆる特撮俳優は「特撮作品をライフワークとする人」と「特撮作品に出たことがある人」との2種類に大きくわかれると思います。
そして渡さんは紛れもなく前者なのです。

「子どもたちの夢を壊さぬために、イメージを守り続ける」

藤岡弘、さんしかり、森次晃司さんしかり。

様々な役をこなし、キャリアアップしていく役者さんたちを悪しざまに言うつもりはありません。
様々な実績を積んだのちに、役柄としての「ヒーロー」に挑戦する方々の演技力にも感嘆します。
ただ、世の中には「ヒーロー」という存在を生涯をかけて体現し続ける方もいます。
そうした方々は私にとっては「実在する真のヒーロー」に、ほかならないのです。

その渡さんが3月3日、あるドラマにカメオ出演しました。
そのドラマとは「警視庁アウトサイダー」!

渡さんは「伊賀伝法律事務所」の「赤石谷正夫」として出演。
「伊賀電」で「赤射!」やないかい!
※ご本人Twitterによると「赤射せよ!」だったとのことw

還暦を迎えるという渡さんのお元気な姿に、じわり、涙が溢れました。

横浜にある「放送ライブラリ」では4月9日まで、こんなイベントも開催中だとか。遠く北海道から行ってみようかしらん。

強さは愛だ!
と、唱えて今回はおしまいです。
ではまた!

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