インド人に顔が似ていると子どもの頃から言われてきたからか、インドはずっと気になる国だった。30歳を過ぎた頃に、1人で1ヶ月間旅して以来、それほどご縁のなかったインドだが、最近になってなんだかインド縁が再燃している?

にんにん繋がりで知った「府中インドの会」に、「これは行きたい!」と思ったパロミタ友美さんのお話会。インドのバウルという吟遊行者になったという友美さんが、修行について語るって言うんだ。修行か、、、修行したいと思ったことはないが、「これは修行か」と思うような辛いことはたくさんあったな。だから敢えて修行しようなんて思わなかったんだけど、どうして友美さんは修行しているのか聴きたかった。

友美さんは想像していたように素敵な方だった。
身体の力の抜けた穏やかなお声。
歌うお声も、お話しされている時と同じ。
綺麗に歌おうとか、聴かせようとか、ない。
ああ、こういう生き方。と思った。それは確かに修行によってもたらされたかもしれない。
私が「色々辛いことはあったけど、これで十分修行だから、これ以上修行しようと思ったことはありませんが」と伝えてみると、「それは健全ですよ」と返ってきた。あ、そうなのか。「日々の暮らしが修行と思えないくらいの辛い状態になると、修行したくなる」と言うようなことを言われていた。私はそこまでじゃなかったんだ。なるほどね、なんだかホッとした。

私が修行したいと思わないのは、グータラなんだ。欲張りなんだ。なんてちょっと思っていたから。健全!嬉しい響き。

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