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私達は描く理由を、常に求めている回

久々にこの形態の記事書くなぁ。

昨日(8月25日)好きで良く見ている芸人さんの誕生日だったんですよ。そう言う時ファンは、手紙を書いたり・プレゼントをあげたり・(元)Twitterで応援メッセージを伝えたりすると思うんだけど、我々は、そう!我々は、

絵を描くと言う行動を取る。

ソレが一体何になると言うのか。手紙なら思いの丈を思う存分直接推しに伝えられるだろう。推しの好みのものをそれまでの推しの発言から察して送ったプレゼントなら推しに刺さる事もあるかも知れない。
しかし絵は?しかもこの場合は宮廷に飾られるような肖像画では無く、推しのデフォルメ画だ。もしかしたらコレは人によっては気持ち悪がられる可能性が有る。だって〜、私の中でアナタはこんなイメージです!って押し付けてくる(しかもプロ並に上手いならともかくズブの素人)って実は怖いよね。

でもね、絵描きはそんな事100も承知なんだ。大体の絵描きの心は繊細で実在の人物を描く時、2次元化させても良いものか心に問いかけながら描いている。無事に描き上げても、素人絵だからこそ世に放って良いか自問自答し余りたくさん過ぎる人の目に付きませんように!と心のどこかで思ってたりする。

それでも人と共有できる空間に投じるのは、誰かと推しの誕生日を祝いたいから。
正直、推しに伝わるなんざ思ってない。むしろ怖がらせる位なら超速でスクロールして無かった事にして欲しい。
ただ、イラストと言う媒体は同志には伝わりやすいツールだと思う。ありがたい事に字数制限も無く、紙面に自分の持ちえる情熱やインタビューやエピソードから得た情報を込める事が出来るのだから。


今回、3週間前から準備してギリギリに出来上がった。って言うのも下絵を完成させては描き直し、を3回繰り返したからだ。

推しは画角の中で笑顔でいる事と、鼻の頭にシワを寄せて悪ガキっぽい表情でいる事が多いんだけど、私には前者の「年長者の微笑み」がどうにも上手く描けなくて今まで避けてたんだ。だからこそ今回はお祝いなんだからチャレンジしようと思った。

推しは、声のトーンと言ってる言葉や調子がアンバランスな時が有り、変に冷たい態度に見えたり・急に怒鳴ったりしたように感じられる時が有るので(でもココ最近改善されてるように思う。4月から年下の演者さん達と番組を一緒するのが多くなったからかも知れないし、元より自分が直した方が良いと感じたら直ぐに修正を試みれるヒトだから。いやどっから目線。)それを払拭できる位のアルカイックスマイルを、しかも推しらしい顔付きで讃えさせたかった。

それと、今推しは夕方から放送している子供番組のMCを務めているので、共演しているてれび戦士達を一緒に描こうと考えた。
下絵の初期の段階で大まかな顔の位置や大きさなどを決めるんだけど、実際輪郭を描き始めるとテレビ戦士の子供達は小顔で、もっと小さく!もっとシュッと!と意識し過ぎて、相対的に推しが巨人になりかけるっつートラブルがずーっと起こってた。
しかし、描く以上、自分のベストを出さなければならぬ。メインは推しとは言え天てれのファンが偶然に私の絵を見た時に必要以上にガッカリさせたくない。

下手は下手なりに、推しや推しに関わる人物を(人物像から逸脱しない程度には)良く見えるよう努力したい。
ソレは推しと私の(一方的な)約束。紙面に居て貰ってる人物に手を抜いては絵描きの名折れだし、何より推しの沽券に関わる(そんな事は全くない)からね!


自らジオワールドの頭脳、と名乗っちゃうキャラ。
実際推しは野球教室等で指導すると年少者に丁寧に対応してるのが分かる。てれび戦士達とも良い関係築いてって欲しい


こんだけ長々描く為の言い訳をできる自分。たとえ推しじゃなくても自分自身で、その必死さこっわ〜。きっしょ〜。と分かってますので、安心して下さい。
でも絵を晒すと言うのは心が丸裸になるのと同じ行為なので、安心しないで下さい!履いてませんよ!!


(ちょっと追記。どうせなので過去に描いた前田単体のイラストも見てってください)(何が繊細ww)

道民にはお馴染み、リボンシトロンやリボンナポリンは北海道特有のサイダー。昔は各家庭の冷蔵庫に絶対常備されてた
ファイナルファンタジーのジョブのひとつ、学者のパロディ。由来は前田が大学生時代弁護士を目指しており「外で会った時には必ず六法全書を2冊持っていた」(高岸談)から。

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