呟き日記 vol.40 内なる声に耳を澄ませ

歳なのか、一度目が覚めると再び眠りに落ちるまでまぁ時間がかかるわけである。
明日から1泊2日の山梨旅行で片道2時間半の走り慣れない道をひとりで運転せねばならぬというのに。

目覚めたタイミング(本当にタイミング良かった)で妹からラインが来る(2時前)。
色々あり、辛くて眠れず、ラインしたとのことだった。ただ話を聞くことしかできないけど、楽天家で能天気な悩みとは無縁な性格(褒めてる)の妹からこういう話を聞くのは姉としても辛い。
だけど、生きてりゃ、嫌でも向き合わねばならぬことはある。人生のどのターンで来るかはわからないけど、避けて通れない薔薇道である。ひとつずつ冷静に考え紐解いたら少し落ち着いたようで、眠れそうとのことだったからホッとした。
大好きな妹には、無条件に幸せになってほしいし、出来ることなら辛さや苦しみや悲しみは少なくあってほしいと思うけど、わたしにはどうしようもないこともある。だから聞く。共に問題と向き合う。そうすることがわたしに出来るいちばんの寄り添いだと思うから。
家族のこと。ここでまた色々と考える。
そういえば家を出てから、わたしが知らない家のルール(共に暮らしていれば当たり前にわかること)が出来たりしてて、少し寂しくもある。ほんの些細な他人から見ればどうでも良いことだらけだけど。今年は祖母の手仕事が格段に増えていて、毎年の梅仕事に加えらっきょう漬けや浅漬けにも精を出してるんだけど、らっきょう漬けが少し塩味がつよく出てしまったらしく、1日3個までと母が取り決めそれに従いみんなで3つずつ食べてると言ってた。なんだかおかしかった。わたしが家を出てから変えたガスコンロの火の付け方が一生覚えられそうにない。これらも、共に暮らしていれば自然と身に染みつくものばかりなのだ。家を出るということの目に見えるカタチの現象に少しだけたじろいでしまう。
一度手離したものをまた掴むことって、そう簡単にはいかないのかもしれない。

だけど、いくら考えても考えても、最終的にはあの時家を出たことへの後悔には至らない。

覚悟というのは、必ずしも決意したときに湧き上がるものばかりじゃなくて、勢いではじめたことだとしても、後から後から伴ってくるものなんだね。

だとしたら、人生もっと気楽にやれそうじゃんって思っちゃうな〜〜軽いかな。べつに軽くてもいいや今んとこは。

おやすみなさい⭐︎