あなたの髪型が変わるたびに、私は不安になる 何かが変わってしまうのが目に見えてしまうから もう2度と変えないで、そのままでいて そんな束縛心、いらない 私はあなたにとって何かでもないんだから 「44番、ひとつ」 あなたの最寄りのコンビニでこなれた様に伝える番号 この瞬間は、彼女でいさせて
セリフは決めてる 「私はあなたが大事だった」 「あなたの大事な人に、なりたかったの」 それが最後にあなたに伝える言葉です さよならも、またねも、バイバイも、決して言わない。 最後を知らせるには、余りにも優しすぎるもの
死にたい、ただ、いなくなりたい、壊れたい いろんな願望は全て自分をなくすためのものばかり でもそんな勇気もなくて、また今日も生きながらえてしまうんだ、私はなんて醜いんだろう いつだって、誰よりも頑張ってないくせに誰よりも褒められたい、人に褒められたくて生きている バカみたい、いつだって私は劣等生なのに 身近に愛されている人を見ると惨めでしょうがない 何が違うの?私のがこの人より、人に優しいのに、可愛いのに、でもそんなこと関係ない。 私は実の親にすら、愛されなかったんだ
寝るためだけの家 あるのはベッドと小さなテーブル 一人暮らしの女の子の家って、もっと華やかで落ち着く色でまとまってて、毎日いい匂いがして 丁寧に暮らしているものだと思っていた ただ私は、そうなれなかったみたいだ 普通の女の子に憧れたことは一度だってないけれど 将来の夢がお嫁さんなんて言えたもんじゃないけれど せめて、誰かの生きがいになる女でいたかった 誰かに肯定されたかった でもそれも全て、諦めてきた。 それでも時は 私だけではなく、何もかもをここに置いて進んでいく 何
一晩シンクに置いたまんまの缶チューハイ アルコールの味が強くて 冷えてた頃も忘れる これくらいがちょうどいいよ、いつも冷たすぎるんだ 世界の敵は私のように感じる 何もかも私が悪いみたいに 恋愛もダイエットも三度目の正直なんてなくて 好きになったらそれでいいって思えてた10年前に戻らせてよ タイムマシンがあれば私はきっと、過去に行って この人生を終わらせるだろう 今は、終わる勇気がないから 手の中のアルコールはもうこれ以上 暖かくはならないみたい
おはよう 今日も理不尽の波に揉まれて わけもわからない大人たちに否定されて 生きていくんだね でもね、そんな世の中だからこそ、小さな優しさと小さな肯定が心に染みるんだよね だからね、こんな世の中だけど手放せないんだよ 大丈夫、安心して 今日も私はあなたの味方だよ
「あなたの夢はなんですか」 この問いに、笑顔で素直に回答できていたのはいくつまでだっただろうか 今、この問いを聞かれたら 夢なんてどうせ叶いっこない 色々あったけど、もう諦めたよ 実際夢を叶えたところで… なんてたくさん言い訳が出てくるだろう それはきっと、いろいろな世界を知ったから いろいろな現実を知ったから それが間違っているわけじゃない、当たり前のことだから もしもあなたが、この問いに対して顔を顰めることができたら それがきっと"大人になった"というこ
「いつだって世界は私たちの味方」 なんてよく言ったもんで、そんな味方弱いもの 汚い街、知らない人、点滅する信号 全部がクソ喰らえなんて思って生きていても ベランダから見た空が少しだけ綺麗で 弱くて汚いこの世界に 少しの愛おしさを感じ、また目を閉じるんだ