アケガタ

夜が明ける頃、眠りにつけない日に 何も考えずにどうぞ 言いたいこと全てここに

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最近の記事

なりたい

あなたの髪型が変わるたびに、私は不安になる 何かが変わってしまうのが目に見えてしまうから もう2度と変えないで、そのままでいて そんな束縛心、いらない 私はあなたにとって何かでもないんだから 「44番、ひとつ」 あなたの最寄りのコンビニでこなれた様に伝える番号 この瞬間は、彼女でいさせて

    • だったの

      セリフは決めてる 「私はあなたが大事だった」 「あなたの大事な人に、なりたかったの」 それが最後にあなたに伝える言葉です さよならも、またねも、バイバイも、決して言わない。 最後を知らせるには、余りにも優しすぎるもの

      • 劣等生

        死にたい、ただ、いなくなりたい、壊れたい いろんな願望は全て自分をなくすためのものばかり でもそんな勇気もなくて、また今日も生きながらえてしまうんだ、私はなんて醜いんだろう いつだって、誰よりも頑張ってないくせに誰よりも褒められたい、人に褒められたくて生きている バカみたい、いつだって私は劣等生なのに 身近に愛されている人を見ると惨めでしょうがない 何が違うの?私のがこの人より、人に優しいのに、可愛いのに、でもそんなこと関係ない。 私は実の親にすら、愛されなかったんだ

        • 七夕

          寝るためだけの家 あるのはベッドと小さなテーブル 一人暮らしの女の子の家って、もっと華やかで落ち着く色でまとまってて、毎日いい匂いがして 丁寧に暮らしているものだと思っていた ただ私は、そうなれなかったみたいだ 普通の女の子に憧れたことは一度だってないけれど 将来の夢がお嫁さんなんて言えたもんじゃないけれど せめて、誰かの生きがいになる女でいたかった 誰かに肯定されたかった でもそれも全て、諦めてきた。 それでも時は 私だけではなく、何もかもをここに置いて進んでいく 何

          5:58

          一晩シンクに置いたまんまの缶チューハイ アルコールの味が強くて 冷えてた頃も忘れる これくらいがちょうどいいよ、いつも冷たすぎるんだ 世界の敵は私のように感じる 何もかも私が悪いみたいに 恋愛もダイエットも三度目の正直なんてなくて 好きになったらそれでいいって思えてた10年前に戻らせてよ タイムマシンがあれば私はきっと、過去に行って この人生を終わらせるだろう 今は、終わる勇気がないから 手の中のアルコールはもうこれ以上 暖かくはならないみたい

          8:51

          おはよう 今日も理不尽の波に揉まれて わけもわからない大人たちに否定されて 生きていくんだね でもね、そんな世の中だからこそ、小さな優しさと小さな肯定が心に染みるんだよね だからね、こんな世の中だけど手放せないんだよ 大丈夫、安心して 今日も私はあなたの味方だよ

          3:24

          「あなたの夢はなんですか」 この問いに、笑顔で素直に回答できていたのはいくつまでだっただろうか 今、この問いを聞かれたら 夢なんてどうせ叶いっこない 色々あったけど、もう諦めたよ 実際夢を叶えたところで… なんてたくさん言い訳が出てくるだろう それはきっと、いろいろな世界を知ったから いろいろな現実を知ったから それが間違っているわけじゃない、当たり前のことだから もしもあなたが、この問いに対して顔を顰めることができたら それがきっと"大人になった"というこ

          3:05

          「いつだって世界は私たちの味方」 なんてよく言ったもんで、そんな味方弱いもの 汚い街、知らない人、点滅する信号 全部がクソ喰らえなんて思って生きていても ベランダから見た空が少しだけ綺麗で 弱くて汚いこの世界に 少しの愛おしさを感じ、また目を閉じるんだ