ネタバレ感想/使い果たす習慣 著:森秋子
2018年12月6日発行。
表紙のやかんを見て、一体どういう内容なんだろう…思った一冊。
その時は胴体の年季の入ったコゲに目が入ったのですが、本文を見ると焦げついた取手に目が行くようになります。こうなった経緯もそうですが、「焦げたままでいく」覚悟に驚きました(p.44)。そうか、焦げたままでもいいのか。
確かにわたしも、鍋なんて毎日使うんだから、いちいち外側のコゲを取ってられんわい!と思うタイプ。中も外もとっても洗っているんだからそのままで良いじゃん、と思います(だからこそ、ゆるりまいさんには頭が下がります)。
無理に綺麗にせず、そのまま共に生きていく。これはこれでアリ!と感じました。
物を捨てる時に後ろめたく思うのは、使い切ってないからではないでしょうか。
森秋子さんはダイレクトメールの包装ビニールすら掃除スポンジにして使い果たします(p.56)。なので掃除スポンジがいらないので、掃除スポンジを開いて置く場所が空き、スッキリ暮らしているのです(ちなみにシャンプーを洗剤代わりにしているので洗剤置き場も無くしています)。
すごい使い果たしている…!!
わたしはここまでできないけど、こんなに使い果たしたら気分がいいかも。
最近Xで使い切った報告をし出したのは、この、使い果たすに影響を受けています。わたしはビニールにスポンジの役目という、第二の人生を送らせているわけではなく、ただテープを使い切ったとかその程度なのですが。
食事も総食もそこまで凝らなくても工夫次第で自在に楽しめる!という目から鱗のライフスタイル。きっと一つは「面白そう!」と思うアイデアがあるのでは。
文章も味がありますのでぜひ。
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