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LINEミニアプリ開発には審査が必要!運用開始までの審査内容とは?

こんにちは!on株式会社、広報担当のデミです!

みなさんは「LINEミニアプリ」をご存知ですか?

LINEミニアプリはLINE上で使えるアプリのことです。LIFFアプリの一つであるLINEミニアプリは、会員証や予約・注文・決済などさまざまな機能が利用できます。
(LINEミニアプリ・LIFFアプリを含むLINEプラットフォームの違いについてはこちらの記事を↓↓)

その上、ネイティブアプリ(スマホにインストールして使うアプリ)と違って、新たにアプリをスマホにインストールする必要がありません。LINEを使えば、手間のかかる会員登録や手続きが数タップで完了します!

さらに、ユーザー一人ひとりにアプローチできるLINE公式アカウントと合わせて使えば、マーケティング戦略の幅がぐっと広がります。

ただし、このLINEミニアプリ、誰でも開発してリリースできるわけではありません。LINE株式会社(以下LINE社)の審査が必要です。

今回は、LINEミニアプリ開発に必要なステップも合わせてご説明しますね。

1. 運用開始までの6つのステップ

LINE審査

参照:LINEミニアプリ|LINE for Businessより引用

LINEミニアプリを運用するまで「審査」を含む6つのステップが必要です。

1. エントリー窓口
2. 事前審査準備
3. サービス事前審査
4. 提供許諾〜開発
5. リリース審査
6. LINEミニアプリリリース

「審査」は開発前の「サービス事前審査」とリリース前の「リリース審査」があります。今回はこの「審査」に焦点を当ててお話していきますね。

2.サービス事前審査

LINE社はLINEミニアプリのサービス事前審査について、「日常生活(特に実店舗等)における”非効率”を解決するサービス」の提供を最優先にしています(参照:LINEミニアプリ エントリー窓口|LINE for Business)。

これは、オンライン上のみで提供されるサービスやオフラインとの関わりが希薄なサービスが認められないということではありません。ただし、最優先にしているサービスと比べると、審査に時間がかかるようです。

気になる審査のチェックポイントをみていきましょう。積極的に許諾するサービスは、次のように示しています。

①ユーザーの日常生活の“非効率”を解決するサービスであるかどうか?
例:会員証発行・提示、順番待ち・予約、テーブルオーダー 等

②実店舗や貴社JP等から積極的に利用誘導していただけるシナリオか?
例:店舗掲示物からQRコードでの利用誘導、公式サイト内リンクでの利用誘導 等

③ユーザーにとって面倒な手続きが不要なUI設計になっているかどうか?
例:会員登録やログインなどが不要か、必要以上に情報取得はないか 等

引用:LINEミニアプリ エントリー窓口|LINE for Business

つまり、ユーザーにとって「便利で使いやすいサービスかどうか」が重点的にチェックされるということですね。

審査には、企画書の提出も必要です。LINEミニアプリのエントリー窓口でもらえる雛形に合わせて、必要な情報を記載します。サービスの説明(名称・提供時期・概要等)と開発・実装実績も記載しなければならないので事前に準備しておきましょう。

また、LINE Developersのアカウントも必要です。あらかじめ作成しておきましょう。

審査に必要な期間はおよそ一週間とされていますが、サービス内容によってそれ以上の期間が掛かることもあります。

3.リリース審査

無事にサービス事前審査を終え、開発までステップが進んだらいよいよ最後の砦「リリース審査」です。この審査を通過すれば、LINEミニアプリを公開することができます!

リリース審査を申請する前にチェックしておきたい項目がこちらの3つ。

・すべてのガイドラインやルールに従っていること
・LINEミニアプリポリシーを遵守していること
・LINEミニアプリチャンネルに登録した情報が最新で正しいこと

参照:審査を依頼する|LINE Developers

アイコンやパフォーマンスについても、ガイドラインやルールが決められているので、細かい部分までしっかりチェックしましょう。審査が始まってしまうと、キャンセルや入力内容の変更はできません。

またリリース審査を行うにあたって、“サービス提供会社の情報”と“開発会社の情報”が必要になります。

<サービス提供会社の情報>
・サービス提供企業名
・サービス名
・サービスリリース時期
・現状の事業規模
・サービス概要
・想定するミニアプリの認知・利用の促進方法

<開発会社の情報>
・スマートフォン向けwebアプリやRESTful APIを利用したアプリケーションの開発・実装経験などの実績記載
・スマートフォン向けWebアプリケーションの開発・実装経験の有無について、具体的に記載
・Javascript Webアプリケーションフレームワーク(Vue.js, React, Angular等)を利用したアプリケーションの開発・実装経験の有無について、具体的に記載
・Javascript Webアプリケーションフレームワーク(Vue.js, React, Angular等)を利用したアプリケーションの開発・実装経験の有無について、具体的に記載
・PWA(Progressive Web Apps)の開発・実装経験の有無について、具体的に記載

引用:LINE for Business|よくある質問

非常に細かい情報まで必要になるので、前もって準備しておくと良さそうですね。

それではいよいよ審査です!

ここで注意したいことは、「サービス内容がサービス事前審査で提出したものと一致している」こと。開発途中で方向性が変わったり、諸事情でサービス内容を一部変更したりした場合、そのままリリース審査へは進めません。サービス内容や機能がサービス事前審査と異なる場合は再度審査が必要になります。

すべての準備が整ったら、いよいよリリース審査を申請しましょう!

リリース審査は以下の要件に基づいて行われます。

1. ユーザーの不利益につながる可能性がないか
2. 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものではないか
3. 利用規約違反、ガイドラインの禁止事項やその他契約(LINE開発者契約を含みます)違反に該当するおそれがないか
4. 当社が独自に定める審査基準を満たしているか
5. 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものではないか

引用:LINEミニアプリポリシー|LINE Developers

ミニアプリの機能を細かくチェックしていくため、審査には3~4週間掛かります。審査を待つ時間が長いと不安になりますが、ここは辛抱強く待ちましょう。リリース審査まできたらあとちょっとですよ。この審査を経て問題ないと判断されれば、無事公開です!

4. なぜLINEミニアプリ?

企画書を作成したり、2回の審査を受けなくてはいけなかったり、正直に言ってLINEミニアプリは気軽に開発・提供できるものではありません。LINE社の厳しい審査をくぐり抜けたアプリしか提供にたどり着けないのです。

そこまでしてLINEミニアプリを開発するメリットはなんでしょうか?ここでは代表的なメリットをご紹介します。

4-1. LINEユーザーが多く使いやすい

一番のメリットは、「LINEユーザーが多い」ことです。LINEは約8,800万人のユーザーが利用しているアプリで、幅広い年代で使われていることも大きなの強みです。(参照:LINE Business Guide)。

LINEミニアプリは、一般的なアプリとは異なり、スマホに新しくアプリをインストールする必要がありません

「インストールが必要」と聞くと面倒くさそうだな、ややこしいからしたくないと思う方も「QRコードを読み取るだけ!」「LINEでできる」ならできるかもと感じませんか?

また、LINEミニアプリはLINEホーム画面のサービス一覧で表示されます。ユーザーの目に留まる機会が多く、ネイティブアプリより利用者を増やしやすいです。

LINE公式アカウントと合わせて運用すれば、相乗効果でマーケティング戦略の幅が広がること間違いなしです!

4-2. 信頼できるミニアプリ

厳しい審査を経て公開されたミニアプリ。LINE社から「ユーザーが使いやすく、安全」とお墨付きをもらえたと考えてもいいのではないでしょうか?

信頼できるからこそ、LINEホームのサービス一覧にサービス名を掲載することができるのです。

4-3. 開発コストがネイティブアプリより抑えられる

ネイティブアプリの開発は、同じサービスでもそれぞれiOS/Android専用のアプリを開発しなければいけません。そのため、開発費や工期がかかり、場合によっては2,000万円以上コストがかかることも……(参照:アプリ開発に必要な費用はいくら?見落としがちな維持費や、コストを削減する方法も紹介)。

それに比べて、LINEミニアプリはLINEのプラットフォームを利用して開発するので開発コストが抑えられます。

5.LINEアプリ開発ならonにお任せ

LINEミニアプリを開発する方法は大きくわけて2つあります。

1.自社で開発する
2.外部へ委託する

5-1.自社で開発したい方

エンジニアが在籍している会社の場合、「自社で開発を」と考えていると思います。

しかし、LINEミニアプリ開発には専門の知識や技術が必要です。学びながら……となると工期が非常に掛かり、場合によっては開発コストが非常にかさんでしまうこともあります。

また、外部委託も考えているけど細かく調整しながら開発を進めたい場合、委託先と頻繁にやりとりをしなければいけません。すると工数がかさむだけではなく、やりとりそのものに時間が掛かり、リリースまでの道のりが非常に長くなることがあります。いち早く公開するためには、できるだけ時間のロスは減らしたいですよね。

そんな方にはこちらがオススメ!onが開発したノーコードでLINEアプリ開発ができるクラウドサービス「onLINE」です。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

5-2. 外部へ委託したい方

自社ではなく開発会社にお願いしたいと考えている方。こちらもぜひonにお任せください。

onには、豊富な経験と実績のあるエンジニアが揃っています。また、ユーザーがストレスなく使えるデザインを得意としたデザイナーも在籍しています。マーケティングやマネジメントも含め、ビジネスを最大化できるご提案もさせていただきます。

さらに、受託開発費用が気になる方もご安心ください。onでは、サブスクリプション型プランもご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

6. 最後に

LINEミニアプリの運用を開始するためには、公開までに多くのステップを踏む必要があります。「企画書」と聞いて、諦めモードに入ってしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、LINEミニアプリだからこそ得られるメリットもたくさんあります。LINE公式アカウントと合わせて利用すればマーケティング戦略の幅が飛躍的に広がります。

ぜひ、INEミニアプリの導入を考えてみてください。

onは、多くのLINEミニアプリ開発の実績がある会社です。LINEミニアプリを開発したことがない……という方でも安心してご相談ください。

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