砂地に膝をつき
半開きの口から
落ちるよだれ

砂の上に絵をつくる前に
うなだれた僕は立ち上がる
白茶の視界
黒い人影が揺らぐ
背中から陽が差している
振り返れば僕はまた
歩いてゆくのだらう。

性感帯ボタンです。