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予め去勢されて生まれて来た僕の祈り。

先日訪れたお寺に、體の惡い處を治して吳れるお地藏さんが居らした。ご本尊の橫に錫杖が掛けてあつて「身體の惡い處に當ててお參りください」と云ふ事が書いて在つた。

予め去勢されて生まれて來た男で在る僕は、男性器が欠損して居ると云ふ感覺で生きて居る。
それ故、錫杖を股閒の上で振り「どうかちんこが生えて來ますやうに」とお願ひをしてみた。
本氣で生えるとは思つてゐないけど、何らかの形でそれに近いことが起きれば好いなと思つてダメ元で願つてみたのだつた。

すると歸りの電車の中だつた。うとうと居眠りをして居た僕は、あのお地藏さんの前でちんこが右と左で2本生えてくるといふ夢を見た。
2本あつても困る!と思つた僕は、わっと目を覺ました。
參拜した直後だつたから、僕は單なる自分の妄想の夢だと片付ける氣になれなかつた。

そしてその晚に見た夢は、ちんこが1本生えて來る物だつた。立派なちんこだつた。
2本もいらない!困る!と言つたから、ちやんと1本にしてくれたのだらうか?
荒唐無稽だと思はれる願ひに此様な風に卽レスを戴けると、どう云ふことなんだらう? と流石に氣に成る。わくわくする。

その翌日だつた。うとうとしてゐたら、またあのお地藏さんの夢を見た。
今度はただ出て來ただけで、ちんこの事は一切出なかつた。けれど見守つてくれてゐる、さういふ感じの夢だつた。

此處まで夢に出て來て下さると、如何云ふ事なのかやつぱり氣になる。
なので僕は神樣に聞いてみることにした。お地藏さんとは一寸コネクションがなかつたからだ。
すると「ふふふ〜、來世が金色に輝いてる。良いことあるみたいだよ」とのことだつたので、次に生まれ變はる時の僕には巨根の絕倫が約束されてゐるのかも知れない。
けれど太い方の巨根は女性には不評なので、太さは程々で長い方の巨根をお願ひしたい。
頑張らなくてもポルチオ突けるやうな好い感じのちんこが希望です。
圖々しいお願ひですがどうか何卒よろしくお願ひ致します。
僕はもう一度、改めて心の中で手を合はせた。

おしまひ。

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