シルクハットにモーニングで仕事をする。
渡辺温が異常に大好きな僕は漠然と何時かは彼と同じようにシルクハットを被ってみたいし、モーニングも着てみたいと思っていた。もしそのスタイルが揃ったらそれで仕事をしてみたいとも思っていた。
十三歳の頃から何となく憧れて居た夢だった。夢だと言うことも自覚していないほどの夢だった。
先日から連れ合いが「誕生日にシルクハットを仕立てよう」と言い出して、本当に!?出来るの!?いいの!?と思いながら帽子屋さんを調べたら、オーダーで帽子を作ってくれるお店を見つけて、相談と見積もりに行ってき