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浦添には生まれてから7年いて、自分の礎や心の原風景を作ってくれたところだけど浦添は遠くずっと行ってなくて今どうなってるのかもあまりよく知らない。土地の者ではなくなってしまった。 岐阜のことはよく知っていてぼくを大人にして育ててくれたところではあるけど自分の文化を否定されたことも多く到底此処は魂の故郷になんてなれない。実母との思い出の品を「みすぼらしいね」と蔑まれて捨てられるような、そんな体験を何度もした。お世話になった養母のイメージ。 馴染めない養母の元を出て、けれど今更