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Illustrator:⑤ページもの作りにはアートボード。

アートボードの使い方で効率化を目指す「アートボード運用法」の第5回目です。Illustratorでページものの制作をする際のアートボードの運用方法を考えてみました。
基本的にCC2020での挙動でお話しますのでよろしくおねがいします。

みなさんもパンフレットなどの中綴じ系のページ数の少ない冊子ものを制作することがあるかなと思います。冊子系といえばInDesignですがIllustratorだけで冊子を作ることも問題なくできます。その際のアートボードの設定ですが、Illustratorで複数ページある印刷物を制作する際は基本的に「アートボードをページごとに仕上がりサイズでつくり管理する」ほうが制作する上で効率的かなと思います。
理由としては

①アートボードごとにページを設定することで管理がしやすい。
②オブジェクトの整列がページごとにしやすい。
③aiデータをInDesignに配置してページ管理する場合に楽。

という点が挙げられます。

①に関しては各ページをアートボードごとに設定することでアートボードパネル上から各ページに飛んだり、再配置で整列させられるなど編集上大変都合が良いです。

②に関してもアートボードに対して整列させることができるので編集しやすくなります。冊子系のデザインは整列が大事な部分がありますからね。

③ページ数が多い冊子ものに関してはaiデータをInDesignにリンク配置させてページの管理やノンブル・柱等のIllustratorではやりにくい部分を制作することができます。その際にアートボードがページごとに設定されていると「PDF互換ファイルを作成」にチェックが入っているだけでInDesignにリンク配置できるのでその必要が出た際に再度編集する必要がなくなるため効率的です。

アートボードは見開きで設定することもページごとで設定することもできるので入稿先の仕様によって柔軟に変更できます。基本的にデメリットはないと思いますので最初にページを設定する際はぜひ思い出してみてください。

【まとめ】
・Illustratorで複数ページある制作物を作る際は、仕上がりサイズで各ページごとにアートボードを設定しておくといろいろ楽。見開き、単ページは入稿時の仕様と相談してやりやすい方法を選択しよう。

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