【4375 セーフィー】優位性❌

中長期的な競争優位性を、雑に判定するシリーズ

1.企業概要
ビデオカメラ販売、動画解析クラウドサービスの開発と運営

2.分析
(1)クラウドカメラのシェアは50%超との当社IR。しかしこれが、中長期的な競争優位性の証明にはなるわけでは全くない。
(2)全世界で、動画解析企業は大量発生中。当社はカメラを販売するビジネスモデルだが、顧客の既存カメラの映像データを解析して、異常があればアラートを出すような企業もいる。競争は激しい。
(3)機械学習による性能向上は、スイッチングコストを高め競争優位性となる可能性はある。しかし低価格サービスが出てきた場合にも対抗できるほどの優位性とするのは難しい(リカーリング粗利率は70%と高く、価格下落余地は大きい)。

3.結論
現時点で中長期的な競争優位性は確認できず。
競争は熾烈であり、今後も中長期的な競争優位性を確立できるとは到底考えられない。

※短期の競争優位性について論じたものではありせん。
※争点は上記2(3)と思います。業界に詳しい方や他社比較可能な方がいらっしゃったら、ご意見をお待ちしています。

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