自分のことを好きになりたい話
私はすごくすごく静かななんにもない田舎から出て、ずっとずっと都会の学校に通いながら、一人暮らしをしています。
正直、寂しかったのは最初だけで、今はわりとこの生活が合ってるなあなんて思えるくらい気ままな生活をおくっています。
私は今でも、1人でここにいることを選んだことが正しかったのかな?なんて考えることがあります。きっと私なんかより、このご時世の中で新生活を始めた学生さんの方がたくさん考えているし不安なんだろうな、と思います。アルバイト先でそんな状況の方とお話すると、いや、大変すぎないか?神様試練与えすぎでは無いか?と、とてもとても感じます。私ももちろん、休学して地元に戻るなんてことも考えました。今するべきことを見失ってふわふわしてしまっていました。そんな期間に思い出した話です。
幼い頃から、自分のことが嫌いって感情があったかわからないですが、とても好きではありませんでした。
これは多分共感してもらえるでしょうか、
小さいころ独特の、
あの運動神経がすごい人たちが強い文化(笑)。
私はとてつもなく運動が苦手で、それでもって身長が同級生、学校や保育園全体でみても、高くてまあ目立つこと目立つこと!
言うまでもなくコンプレックスでした。このことを高校時代に先生に話した際、
「そんな歳の頃からコンプレックスなんてある?」
ときかれたことがあるのですが、私としてはコンプレックスという言葉はもちろん知らなくてもその感情は確かに私の心にあったのです。
何も出来ないくせに目立つ自分。すごく嫌いで。もっと目立ってしまうことが怖くて、積極性もありませんでした。きっと誰から見ても、大人しい子。
そんなふうに思ったことも言えない、これ以上目立つことが怖くて嫌われたくなくていじめられたくなくて怖がって何も出来ない自分が大嫌いでした。
そんな時、世界で1番大事な人が大きな病気になってしまいました。
割と外で話さないぶん、身内の中ではよく喋り、その人とぶつかることも多々あったので、
自分のせいでその人を病気にしてしまったと感じていました。実際これは今もあります。たぶん私のまだまだ短い人生で1番後悔している事だと思います。
ずっとずっとそんな自分を変えたくて、
誰かに認めてもらえる自分になりたくて、
自分のことを好きになりたくて、
抱えていた思いを振り絞って中学に入ってしばらくしてから学級委員の仕事をしました。
けど正直、
それで何か変わったのか、
私はよくわかりませんでした。もちろん話す機会が増えたりはしましたが、学級委員として必要とされるたび、なんだか心がズキっとしてしまう気がしました。
高校生になって、なんだかそんな気持ちも疲れてしまって、普通に勉強して、普通に部活して、たぶん、私はすごく普通でした。
1年くらいして、これでいいのかな、私はこのままこの田舎から出れるかな、1人で頑張れるかな、
なんて色々考えるようになり、
とある地元の学生団体に入りました。町おこし的なことをしていました。
都会に出て勉強したいことがあった私にとって、
地元はそんなに重要なものでもなくて、
なんとなく、
自分を変える何かきっかけが落ちていないかなくらいの気持ちでした。
その中で出した私の意見が、思い切り大人に砕かれたことがありました。結構いい案だと思っていたので(笑)
結構落ち込み、結構怒りました(笑)。
結局お金のことだけなのか!と。若者の新しいアイディアもそうやって拒否していくのか!と。その他の事情もあったのかもしれませんがなかなかがっつり砕かれました。
もしかして、伝わってない?
私の伝え方がダメかもしれない。メリットもデメリットも大人はピンと来てないかも?
私のダメなとこだ、
そこからちょっと変わりました。
結局その団体には2年くらいいましたが、
すごくそんな点で勉強になりました。(もちろん、地元のことも好きになりました!)
受験だったり、部活で部長をしてみたり、
ちゃんと伝えることの難しさ、
人と話すこと、聴くことのおもしろさ、
発見ばかりでした。
忙しさもあったけど、楽しくて、
人間として少し成長できたような気持ちになりました。
評価してもらえる環境も凄く背中を押してくれました。
ちょっとだけ、私、今は自分のこと好きかもな、
なんて思えるようになったのもこのくらいの時からです。
そして今、私はこうして初めてこのnoteを書いているのですが、またここまで来て何を言いたいのか伝わりにくいな、と今になって思いました(笑)。
ごめんなさい、ここまで見てくれてる方がいたら、嬉しくて飛び上がります(笑)。
自分を変えるには、ちょっと勇気が必要です。結構エネルギー消費します。
けど、
意外と楽しいものです。
読んでくれている方の中にも
そんな方がいたら、
ちょっと一緒に頑張ってみようと手を引きたいのです。
嫌なら逃げてもいい、苦しければ続けることない、
でもちょっと、ほんとに少しでいいから踏み出せたら
もしかしたら自分を好きになる糸口を見つけられるかなって。