おむすび

大学生。 おむすびの具はそぼろが好き。

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最近の記事

聴覚過敏の高校生が合理的配慮を受けて大学入試に挑んだ話。

題名のとおりこれは、聴覚過敏の高校生が耳栓の着用などの合理的配慮を受けて大学入試(一般入試)を受けた話です。 事例が特殊すぎて、身バレが恐ろしく書いていませんでしたが、あの頃とは状況も変わり、何年か経ったので書いてみようと思います。 この記事を書いた人間が入試を受けたのは数年前の話なので必ず最新の要項を確認してくださいね。またここから書く内容に関してさらに詳細な情報が知りたい方はお気軽にDMを送ってください。 聴覚過敏に限らず、手探りで合理的配慮を申請し、何かを抱えながら

    • 「たやすみなさい」とわたし

      ある日、めまいに襲われた。 いろんな治療をしてみたけれど、めまいはなかなか消えてはくれなかった。 そして、眠ることがたやすいことではなくなった。 めまいで天井はまわっていて、まわっていなくても世界はふわふわして、 吐き気がつきまとってくるから。 ひとりっきりの真っ暗な部屋で、めまいのせいでスマホも見られず、寝返りをすることすらしんどいときにすがったのが、岡野さんの短歌だった。 あのころのわたしにとって、「たやすみなさい」は夜を生き抜くための大切なお守りになった。 本当

      • 明日の明日のまた明日

        「かんぱーい」 そう言ってドリンクバーから取ってきた色とりどりのグラスを合わせたのはいつのことだろうか。 日焼けして、ヒリヒリした唇にしみる冷たいジュース。 食べ放題の鉄板焼きに調子に乗って、作り方もわからず作ったぐちゃぐちゃのもんじゃ焼き。 店内いっぱいに広がった煙にやられて真っ赤になった目を笑いあった友達の笑顔。 あの特別な青春を乗せた「かんぱーい」はもう私達には得られないのだろうか。 始業式も、修学旅行も、体育祭も無くなって、唯一残ったのは規模を縮小した文化

      聴覚過敏の高校生が合理的配慮を受けて大学入試に挑んだ話。