目が明く青色-『シーラカンス』日向坂四期-
『シーラカンス』を見て、好きなひとや好きなひとたちの鮮やかな姿に感じたことをそのMVを通して綴りました。
YouTubeの通知を開く前から推しているひとがその場所にいるかもと、なんとなく予感していて、サムネが目に入った途端、鼓動が早くなった。
9thシングルの四期生曲『シーラカンス』で正源司さんが初めてセンターに立った。
その約5分間のMVを見たあとに嬉しさや、可愛さやら色んな感情が一気に押し寄せてきました。
"好きな人が真ん中に立っている姿を見れるというのがこんなにも嬉しいなんて思いもしなかった"と、押し寄せてきた気持ちを自分だけでは抱えきれず感じたそのままを公開の日にnoteに呟いた。その時のわたしの喜びの8割以上は正源司さんでできていた、と言ってしまいそうなくらい嬉しかった。
『ブルーベリー&ラズベリー』の真っ白な衣裳から『シーラカンス』は綺麗な青色で、まだ何色にも染まっていない彼女たちが殻を破って自分たちの色に染まっていくというのが表されているようで素敵だった。踊るとふわっと跳ねるスカートはさかなの鰭みたい。紫がかった濃い青色よりも、群青色みたいな鮮やかな青色だなぁと思った。
その青色の衣裳を纏った四期生が映った瞬間は、うわぁっと目が覚めた。
ダンスも可愛くて、なによりその青色の衣裳がとっても似合ってて鮮やかで。
MVにでてくる青い鳥を四期生が見つけたときの、ふあっと開く笑顔や"あっ!"と目を見開くような表情は、『シーラカンス』をはじめて観た時の自分もそんな感じだったかもと思った。鮮やかなその青色の衣裳を身に纏って真ん中で踊る正源司さんを見て一気に気持ちも明るくなって目が明いた。
この楽曲を聴いて、歌詞に共感する部分があって、もっと日向坂が好きになるきっかけになったのは四期生で、正源司さんがいたからで。
四期生のティザームービーを見てワクワクしたのを覚えている。(加入したばかりで、あの岸壁に連れて来られるという状況を想像すると壮大過ぎて好きだった。この場所にしよう!と岸壁を思いついた人は一番ワクワクしてたんかな)
四期生の個人PVが公開された時、たった数秒の正源司さんのPVを見てなんだか鮮烈なものを感じてやけに気になり出して、気づいたら応援したいってなっていた。
だけど、"応援"ってどういったことを指すのかわかっていないところがある。届けたいと思った気持ちがそのひとの力になったら、なんて思っていなくて励ましのつもりで応援しているわけじゃないと思っているから。
ライブや雑誌をみて、いま伝えなくちゃ!と溢れた気持ちがあるから、それは応援してます!に集約されるのかなと思います。
何かに向かってがむしゃらに走るそのひとたちの姿に感動してるところがあって、自分にはできないことをやり遂げる姿に希望に近いものを感じてる。
もらってばかりじゃいられないってなるから、その眩しすぎるものを伝えられたらってなる。無意識に感動と希望を結びつけてるのかもしれません。追いかけたくなるひとがスパークルというのがちょっとわかった。
正源司さんのPVを見てなにか鮮烈なものを感じたことも、周りが明るく見えたような、そのPVの公開はわたしの生活に地続きで大ごとなことだったんじゃないかなと思う。
四期生の新曲のタイトルが『シーラカンス』と知った時、どんな曲なのか想像しても予想がつかなくて、MV解禁日が楽しみでした。
発売日が近づいて来るにつれて、いつもわたしの頭の中には「早」と「走」の単語がチラつく。
できるかぎり発売日のその近くの週にCDショップに向かい、店内に入ると一直線に"アーティスト名「ひ」"の棚を目指す。
そのお店は気迫のあるようなキャンペーン応援店ではなくて、毎度の控えめなポップにもどかしさを感じつつ棚の前に立つ。なにより日向坂の新しいCDを手に取ることが大事になってるんだと思う。
むしろその棚に向き合うときは、ワクワクとちょっとした緊張感さえあるかもしれないです。
サブスクで全部聴けるし、いつだってどこにでも持ち運べる。
だけど、ただ聴くだけじゃなくて、見つけたい。
探していたそのCDを手に入れて、初めて新曲を聴いた時のスパークする感覚は作品に向き合う正源司さんたちの思いに少しばかり触れられるような気がする。『シーラカンス』は眠っていた感情を例えた曲でそういう感情も密かにあるよね、となんだか耳にしたときハッとした。四期生にしか出せないその雰囲気が不思議だと思った。
どこに立っていったって好きなのは変わらないのですが、『シーラカンス』という楽曲のなかで、センターで踊る正源司さんの姿は鮮やかでわたしにとってその存在は大きくて、その曲にすれ違ったというのが大げさに聞こえてしまうかもしれないけれど希望みたいだったと思う。
あなたは素晴らしいってやろうと思えば世界に証明できるって謎の信念が生まれたりもする。
好きなものを追いかけている時間はちっとも陰りがなくて、目の前が一心に明るく見えるというのはすごいなと思います。嬉しさや喜びで胸がいっぱいになる。
MVメイキングを見ていて、新しいものを作り続けるっていうのは正解がなくて自分の信じた形を追いかけることなのかなと、撮影に臨む正源司さんたちの姿を垣間見て感じました。
その『シーラカンス』のMVメイキングは冒頭から惹かれて四期生のはしゃぐ楽しそうな姿が収められていました。末っこむすびのB.L.T.インタビューで、藤嶌さんや渡辺さんからの撮影中ずっと正源司さんは誰よりもテンションが高くて、現場を明るく盛り上げていたというエピソードがそのままMVにあった。
おちゃらけてたのに、ときおり現れる撮影に挑む正源司さんの真剣な眼差しがかっこよくてズルいな。
日向坂らしさのある楽曲も路線の違った楽曲も、新しい作品を作り続けていくことは歩みを止めないということと近いように思った。
たくさんの音楽があるなかで好きなものを見つけて、そのひとたちの音楽やライブに、その姿を今、追いかけられるっていうのは自分から手放す理由なんてどこにもないなって思いました。毎回違った姿を見せてくれるひとたちが作った作品を手元に置いておけるというのは嬉しいです。
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