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プロジェクトのあぜ道

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omusubi不動産が携わったプロジェクトができるまでの道のり、関係のある方々とのインタビュー記事です。
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#ときわ平やってみようプロジェクト

”文化の発信点”としての常盤平の可能性。ときわ平まちの人インタビューvol.6 大塚美貴子さん(「喫茶と読書 ひとつぶ」店主)

常盤平駅の改札を出て、駅前のロータリーに降りる。 豊かな枝振りを見せるケヤキの木々を眺めながら、ロータリー右側を進むと、正面には茶色いレトロなタイルのビル。 ビルの1階のすみには、まるで隠れ家の入り口のような、小さな階段。 トントントンと3階まで上ると、水色の扉が見えてくる。 キイ、という音を立てて開くと、飛び込んでくるのは、「ひとつぶ」の文字。 「喫茶と読書 ひとつぶ」は、”ひとりの時間を過ごすための場所”として、常盤平の駅前にオープンしたお店です。 店内では、そ

「ちょっと手伝って」と誰もが声をかけ合える街へ。ときわ平まちの人インタビューvol.5 平野将人さん(地域社会活動家)

常盤平の街で暮らし、働く人々にインタビューを行い、これからの常盤平の街の変化の兆しを探るインタビュー「ときわ平まちの人インタビュー」。 今回ご登場いただいたのは、平野将人さん。カンボジアやラオスでのNGO活動などを経て、現在は常盤平団地の自治会活動に深く携わるほか、外国籍の子どもたちの支援など、「地域社会活動家」として松戸を中心とした様々な活動を手掛けています。 今回は、平野さんが常盤平団地を中心とした地域活動に関わることになったきっかけや、常盤平の街について感じていらっ

緩やかな集いの真ん中にあるキッチンカー−ときわ平まちのひとインタビュー vol.3 「喫茶ニューフジコ」大塚千枝さん・「猫夫人」馬田かすみさん

オレンジと黄色のストライプのタープ。コロンとした茶色の車体。遠くからでもはっきりとわかる看板の「フジコ」の文字。 こんなキッチンカーを見かけたら、紛れもなく「喫茶ニューフジコ」が開店中。 「喫茶ニューフジコ」は、大塚千枝さんが店主を務める、2021年に始まったキッチンカー中心の移動喫茶。ちょっと懐かしい雰囲気ただよう車体や看板から感じられる通り、メニューもコーヒーのほか、「昭和かためのプリン」や「なんてことない母の味 玉子サンド」、クリームソーダなど、昭和レトロさが満点です

常盤平にルーツを持つ人々が、街の多様な可能性を育む。ときわ平まちの人インタビュ−vol.4 宮浦晋哉さん(株式会社糸編 代表取締役)

常盤平の街で暮らし、働く人々にインタビューを行い、これからの常盤平の街の変化の兆しを探るインタビュー「ときわ平まちの人インタビュー」。 今回はこれまでとは少し変わって、「かつて常盤平に住んでいた方」と一緒に常盤平の街を巡り、その変化や今後について考えていきます。 ご登場いただいたのは、宮浦晋哉さん(株式会社糸編 代表取締役)。 素材や技術とデザイナーを結びつける役割を担い、繊維産業・テキスタイルについて体系的に学ぶスクール「産地の学校(*1)」や日本のテキスタイルの魅力を