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結婚と銀行口座・証券口座・クレジットカード

結婚とは、95パーセントの女性と5パーセントの男性にとって、名義変更の戦争みたいなものです。結婚する前後1〜2ヶ月、名義変更による大量の雑事に追われます。その中でも、生きていくことに関わることとして、銀行口座やクレジットカードの名義変更の面倒臭さ、プレッシャーは大きいです。

さまざまな銀行等で名義変更をしてわかったのが、銀行によって変更方法・変更後の対応が全然違うことです。すんなり変更でき、手間が少ないところ。変更もめんどくさいし、変更後にもしなくてはいけないこと、制限が多いところ、さまざまです。

これから名義変更の可能性のある人が、変更な楽な銀行にあらかじめメインバンクを変えたり、楽に結婚前後の名義変更を勧められるヒントになれば、それ以上に嬉しいことはありません。


結論

  • 平日休む必要はあるが、名義変更で一番素敵なのはゆうちょ銀行

  • スピード感はゆうちょ銀行に劣るが、デビット式のクレジットカードを短期間で発行してくれるありがたさで住信SBI銀行もかなり素敵

  • 銀行によっては新しいキャッシュカードが発行されるまで古いものは使えない

  • 証券会社では戸籍抄本を求めてくるところも…。開設するとき必要なかったのになぜ?

名義変更でありがたい銀行No.1 ゆうちょ銀行

結婚で名義を変更する上で、一番スムーズで安心できたのがゆうちょ銀行です。

婚姻届を提出し、運転免許を変更、結婚指輪を買って次に向かった先が郵便局でした。幸運なことに空いており、30分くらいで手続き完了です。新旧銀行印、名義変更の裏書のある免許証、キャッシュカード、私はゆうちょダイレクトプラスなので通帳は不要でした。

名義が変更されると後日キャッシュカードが書留で郵送されます。その間も古いキャッシュカードは使えます。ゆうちょのマイページにログインすると、手続き直後に名前の変更が反映されていました。自分の本名の口座が即日であると、とても安心できます。ただ、ガスの引き落としが婚姻届当日に失敗していたので、旧姓だと引き落としはダメだった可能性もあります。

デビット付きキャッシュカードがスムーズに送られてくる住信SBI銀行

ゆうちょの次に素敵だったのが住信SBI銀行です。アプリから名義変更の手続きができるのは最強です。裏書のある運転免許証の写真で証明します。名義変更までは3日はかかったでしょうか。こちらのデビット付きキャッシュカードは名義が変わってもカード番号が変わりません。ですので、新しいキャッシュカードが送られてくる前でも、試験の申し込みをしたり、Amazonで購入したりもできました。

何よりも魅力的なのが、銀行の名義変更をしただけで、名義の変更されたデビット付きキャッシュカードを郵送してくれることです。他の手続きが不要です。というのは、別の銀行の場合、名義変更に追加してカードの停止処理・再発行処理をしなくてはいけないことがあるからです。あとからこの住信SBIのありがたさが味に沁みました。

ただ、名義変更の申し込みをした後、「確認中」みたいな表示がなく、きちんと変更の申請ができているかが不安になったことだけがマイナス点でした。それ以外はほぼ完璧です!

楽天銀行は名義変更とカード再発行が必要

楽天銀行も住信SBI同様、アプリから名義変更の申し込みができます。運転免許証等の写真をアップロードします。申し込んで写真のアップロードをしても、「身分証明書を提出してください!」みたいな表示が消えないので、もう一度提出しましたが、同じ表記が。そのまま放置したら名義変更が反映されました。申し込んだらあの表示は消えて欲しい。

その後どうしたら良いかわからず放置していましたが、再発行の手続きが必要だと知り、行いました。

アプリでは「カード紛失・盗難(停止手続き)」という名前のところから利用停止の申し込みをし、そしてカード再発行の申し込みをします。盗難ではなくても発生場所、発生日を入力することになります。無くしてないのに〜。ちょっともやもやします。そして再発行手続きをし、郵送されるのを待ちます。

住信SBIが名義の変更だけでこの処理を全て自動的にやってくれ、即カードを送ってくれたので、どうしても比べてしまいます。こういう手間の必要なカードもあることを知りました。

とある地方銀行の場合 - 名義変更でキャッシュカードが使えなくなる

地方銀行は名義変更時にキャッシュカードを破棄、あちらの不手際で登録内容に不備があり、手続き終わって帰宅途中、銀行を出てから15分後にもう一度来てほしいと電話。赴いたら料金の発生する手続きがあったと、でも今の時間はお金を払えないと。フルタイム勤務者としてはこの銀行口座の所持は無理。

2024年7月28日のX

最初に窓口て名義変更手続きをした銀行がゆうちょだったので、別の銀行でも古いキャッシュカードを使えるのかと思い込んでいましたが、そうではありませんでした。名義を変える人間は、その時点でお金を引き出せなくなるのです。私は日常生活にほぼ現金を使わないのと、ゆうちょは引き出せるので問題ありませんでしたが、持っている銀行口座が少ない人は注意です。

新しいキャッシュカードは1週間ほどして届きました。

配偶者の年収を書かせるクレジットカード会社

長年使っているクレジットカードがありまして、私の持っているカードで唯一デビットではない、一般的なクレジットカードでした。私は無職・フリーター期間が長く、クレジットの申し込みを何度も断られている身なので、ようやく作れたそのカードに愛着がありました。

名義変更をマイページで申し込み、郵送で書類が送られてきました。何も考えず書き進めると、世帯主を記入する欄が。結婚するとこんなことを聞かれるのかーと夫の名前を記入。さらに読み進めると、夫の収入の記入欄が。

おそらく、専業主婦やパートの女性がカードを申し込む際の欄なのでしょう。その場合、世帯主の年収でカードを作れるか判断される。しかし、私は世帯主ではないですが、正社員で働いています。その場合は世帯主の年収を書く必要はないはず。なんだか、世帯主でない私は経済的に弱者なのだと言われている気がして、このカード会社への好感が一気に下がってしまい、他のカードを作ったらこのカードを解約することにしました。

他のカード会社もそんなものなのでしょうか? 夫の年収なぞ、ペアローンでも組む時にしか書きたくない。私は私で稼いで私で払う。自分はこんなところで気に障るんだ、ということに気づき驚きでした。

SBI証券の名義変更には戸籍抄本が必要

マイページでは変更できません。申し込むと書類が送られてくるので、郵送します。

記憶している限り、口座を開くのに戸籍抄本は必要なかったはずです。しかし名義を変更するときは必要です。運転免許証のコピーとは訳の違う手間に、なんで苗字を変える方だけこんな手間を!?と一瞬ブチギレてしまいました。

コンビニでマイナンバーを使って戸籍抄本は入手できる

しかし今更知りましたが、マイナンバーカードがある人は、コンビニで戸籍抄本を入手できます。私はこの申し込みのために役場に行ったのですが、ついでにマイナンバーの電子証明書の更新もしました。更新の後、戸籍抄本発行の用紙に書いて窓口に行ったところ、コンビニの方が安いですよと言われ、コンビニで発行することにしました。先ほど電子証明書の更新をしたのですが…と伝えても、「大丈夫です」と言われました。

ですが、大丈夫ではありませんでした。電子証明書の更新をした場合3〜4時間はコンビニで使えないそうです。念の為2つのコンビニのコピー機で手続きを行いましたが、どちらも「使用できないカードです」と表示されました。また役場に戻り、窓口につき、事情を説明。先ほど入力した申請書が残っていたので、そのまま発行してもらいました。

戸籍抄本を求められたら、マイナンバーで戸籍抄本をコンビニで発行するのが良いかと思います。それにしたって面倒ですね。

B/43 - プリペイド式ペアカード

B/43という、カップルや夫婦に便利な、プリペイド式のカードがあります。

こちらのカードは2人でそれぞれカードを持ち、入出金を1限で管理するものです。交際時代から使っていましたが、お互いの出費をすぐに確認できたり、支出額がわかりやすいため、夫婦としても使い続けることにしました。

名義を変更する場合、「ユーザーの設定」>「あなたの情報」から本人確認を再度行い、名前を変更、そしてカードの再発行を行います。

カードを再発行したい – B/43 ヘルプ

500円もう一度かかります。申し込んだら1週間くらいでカードが届いたと思います。新しいカードが届いたら、新しいカードの利用開始作業をアプリ上で行います。私はこの作業を忘れて、店頭で支払えない事態に陥りました…。お気をつけください。

銀行口座・クレジットカードは結婚の時どうするのが理想か

以上、私の銀行口座・証券口座・クレジットカードの結婚後に必要な作業でした。

結論としては、ゆうちょ銀行と住信SBI銀行は結婚して名義を変更する場合でも非常にスムーズなので、今後結婚の可能性のある人で、新たな銀行口座の開設を考えている人には是非おすすめします。

それ以外の銀行口座の開設を考えている人は、結婚後に開設した方がずっとスムーズだと思います。もう複数の銀行口座を持っている場合は、淡々と変更するしかないですね。その中でも、最初にゆうちょや住信SBIのようにスムーズに変更できる口座があれば、当分はそこを使えば安心なので、まずそういうところから名義変更し、そちらが終わってから残りの口座の変更をするのもおすすめです。いっぺんにやってしまう人もいるのかなあ。

クレジットに関しては、私は名義変更を放棄したので、今後別のクレジットカードを申し込み、今のものを解約するので、名義変更の手間はかかりません。ので何が正解かわかりません。他のカード会社でも、結婚していたら配偶者の年収を求められたら申し込みできなそうです。

まとめ

光熱費、車関係の名義変更に続き、銀行等お金関連の変更でした。お金は生きるために必須なため、早く本名に変えたかったですし、手間がかかる銀行については本当にヤキモキしてしまいました。

私が使用している銀行口座等は限られているので、もし名義変更がすごくスムーズな別の銀行がありましたら、情報をもらえるとうれしいです。この記事に追記します。全ては苗字を変える人たちの手間を減らすために、私は動いていきます。


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