大学生ラストにやった発表をリメイクしてみた#1

世界各国で見るいじめの対応について

私が学生生活最後に発表したテーマがこれです笑 重い。
でも、調べていて勉強になったし、面白かったのでリメイクしがてらお得意の供養をしちゃいます。

きっかけ

この発表は教職課程の一環でやったものです。テーマは教職に繋がっていれば何でも良いというもので、金融リテラシーやICT、外国籍児童等々様々なテーマがありました。
その中で私がこれを選んだ理由は大きく分けて2つあります。本当はもう一つあるのですが、けっこうデリケートな話になるので公言できるものだけ紹介します。
1つ目、旭川女子中学生いじめ凍死事件があったこと。授業でも使ったリンクを貼っておきます。Wiki使うな!!という意見は承知していますが、導入として短時間で概要を把握できるのがこれだったので許してください。※レポートではWikiを使用していません


2つ目、日本語教師アシスタントとして海外の学校現場を見れたこと。私が海外に行ったのはコロナが流行る直前の夏で、3年次に留学を控えていたけど行けなかった同期もいたので、大きい声では言えないけど、独自の視点を構築するきっかけになったかなと。

前置きが長くてもつまらんので、さっさと内容に入っていきます。
私は主に4カ国+大阪府寝屋川市の事例を紹介しました。思いの外長いので、1カ国だけ書きます。他のものは時間を見つけて投稿していきます。各国や団体の公式Webサイト中心の紹介になるのであしからずご了承ください。

海外の事例:アメリカ

ところどころめちゃんこステレオタイプの人間なので、アメリカで起きそうないじめってロッカールームみたいなところでボスと取り巻きに囲まれて…みたいなものをイメージしていましたが全く違いました。
ちなみに、このHPではいじめの定義について詳しく書いてあります→こちら
私がサイトを見て「なるほど」と思ったのは、いじめをひとくくりにしていないことです。"Verbal bullying""Social bullying""Physical bullying"の3つに分類されていて、それぞれ「言葉によるもの」「評判を落としたり人間関係を傷つけたりするもの」「身体・所持品を傷つけるもの」と特徴があります。

アメリカが提唱するいじめ対策はClassroom Meetingsです。たぶん、直訳すると「学級集会」。いや、そんなの日本でもやってんじゃんと思いましたが、きちんと手順がありました。以下は私が勝手に訳したものになります。

①「いじめや敬意を表する行動」について生徒が話す
②生徒は「いつ・誰が・どのようなことをしたのか」を詳しく発言する。いじめに関する話題であれば「なぜ・どのように自分は不快になったのか」を説明する
③教師は発表に関連する学校側の対応策を紹介する
④当事者に当たる生徒のフォローを行う

だけです!笑 これの面白いところは先生は完全なる傍観者です。見る限り司会も生徒じゃないかな‥ ただ傍観者と言っても作業をしながら聞くわけではなく、生徒たちの行動を観察します。当事者であれば何かしら行動は起きますよね。
ここで重要なことは生徒に良かった言動であれ悪かった言動であれ、深堀りさせることだと思います。

アメリカではいじめを法的に裁くことは出来なくはないけど難しい、という感じでした。次はフィンランドかフランスかシンガポールのどこかです。お楽しみに。

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