#7 アラン 幸福論 #読書感想文

アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト。
・怒りと絶望にまず第一に克服しなければならない敵である。それには信じなければならない。希望を持たねばならない。そして微笑まねばならない。

怒りと絶望にぶつかった時、まず希望という選択肢があるという事を信じる。その希望は自分で創りあげなくてはならない。高杉晋作は父親からの教えで ”困ったとは決して言ってはいけない” というものがあった。そして彼はその教えを守り明治維新を起こすきっかけとなった。困ったといことを言わないということは、アランの言っていた希望に繋がる行為だと思う。まだ他に選択肢がある。そしてその選択肢には希望がある。人生は思っているよりも可能性と希望に溢れている。ただそのものにスポットライトを当てるのは自分しかできない。

・上機嫌療法とは、上機嫌に振舞うことなんだ。
人間でなくても、物でも良い、良いと言うのは実際は悪いことなのだが。焦げ付いたシチュー、固くなったパンこれが貴重な試練となる。
君が不平不満を言ったところで何ひとつなくなりはしない。
とりわけ、雨の降る時にこそ、晴れ渡った顔付をしたいものだ。
だから、天気の悪い時には良い顔を。

麻雀をしていた時、調子が良い時は素人でも勝てるが、本当に強い人は自分が劣勢の状況下での戦い方が秀逸な人だ。人生も同じで良くないことが起こった時ほど明るく笑顔でいたいものだ。人生を積極的に生きる為に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?