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人を動かす人になれ 永守重信 #読書感想文

永守 重信(ながもり しげのぶ、1944年8月28日 - )は、日本の実業家。日本電産創業者。『フォーブス』誌によると2021年3月時点の総資産は87億ドルで、日本長者番付で4位。
・能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる。
・「一番以外はビリ」その勝負を決定するのは
 スピードが50%
 ハードワークが30%
 トータル的能力が15%
    学歴や知名度が3%
 社歴や知名度が2%
スピードの時代に重要なのは、強力なリーダーシップであることはいうまでもないが、この状況をリーダーがピンチと見るかチャンスと捉えるのか、これが勝負の大きな分かれ目である。
・私の考える最も素晴らしい人生とは、来る日、来る日が過去の人生のなかで、最良の日であると実感できる。すなわち昨日より今日、今日より明日が充実している事だ。同じ所にとまっていては、これを感じることはできない。
・「求められる人材」
1 野心のある努力家
2 プライドのある情熱家
3 やり抜くネアカ
4 負けず嫌いの耐心家
5 経営感性を持つ細心家
・経営者と管理者が心得ておかなければならないのは、どんな状況においても「アイ・アム・ファイン」といえるかどうかだ。海外でドクターから「あなたはどんな仕事をしているのか?」と聞かれ、「小さな会社を経営している」と応じると「経営者がそんな弱気では会社が危ない。いつも『ファイン』と答えなさい」とアドバイスを受けた。「ファイン、ファイン」と口の中で繰り返していると、不思議な事に力が湧いてきた。「病は気から」とはよく言ったものである。これは人を動かす時にもそっくり当てはまる。人を動かす立場にある人間が、たとえわずかでも後ろ向きの考え方をしたり、消極的な態度や姿勢を見せた時、下の者はそれを敏感に感じ取り、動かなくなってしまうのである。

能力の差は5倍でも、意識の差は100倍まで広がる。この言葉は能力や学歴、知名度が無くても頑張れば何とかなる、と言う希望を見出せます。時として人間はやらない理由を考えたがる。物事や才能や過去に関係なく結局は自分自身がどの様に生きるかにかかっている。昨日より今日、今日より明日が充実している事だ。ヴィクトール E フランクルの本で ”人生の目的は考えない。それは生きている事自体目的だから。” と言う文章をを読んだ時に先の事を考えてもあまり意味が無いんだなと思いました。瞬間瞬間を一生懸命に生きる事が大切だ、永守さんの言葉を読んでその事を思い出しました。どんな状況においても「アイ・アム・ファイン」これは経営者の思考として大切だと思います。ではそうでない人はどうなのでしょうか?私自身は生きていると、良い事も悪い事も起きるそれが人生だと思っています。それを肯定的に受け入れたうえでI'm fineと言いたいです。

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