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イージー★ライダー デニス・ホッパー

1969年公開のアメリカ映画。デニス・ホッパーが監督・脚本・主演を務めていることでも有名だ。ドラッグの密売で大金を得たワイアット(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)はハーレーダビッドソンでロサンゼルスからマルディグラ(謝肉祭)の行われるルイジアナ州ニューオーリンズを目指して旅に出る。大まかにストリーはこんな感じである。私の感想は下記の通りです。

イージーライダーは昔から名前だけは聞いていた映画だが、そういえば観ていなかったと思いNetflixで見つけた。
主人公の二人ワイアットとビリーのハーレー跨る姿は自由そのもので、何もない乾いた土地を悠々自適に走る様はカッコ良かった。ベタに自由の国アメリカといった感じもまた様になっていた。私も若い頃に観ていたら影響されていたかもしれない。またエキストラで出てくる役者もそれなりに良い味を出していたと思う。マリファナやLSDなどの薬をやりながらひたすらバイクで走る。そこで流れてくる楽曲Born to Be WildやジミヘンのSix Was Nineなどが広大な自然をバックショットに走る二人と相俟ってカッコ良かった。コロナであまり旅行にも行け無い中で、大自然の中バイクを飛ばす二人を見て爽快な気分になった。ただ話にストーリー性は余り無いので途中から飽きてしまったのも事実である。しかし印象に残っている台詞もあるそれは「自由を説くことと自由であることは別だ。金で働く者は自由になれない」という言葉だった。自由であることは何も難しい事はないんだ。自分が思えばいつでも自由になれるという様に私は捉えた。また金で働くのは自由になれないというのは様々な職業がある今の時代にも当てはまるだろう。金儲けを目的にしなくてもどんなことをやっても食っていけるということがいえるからだ。最後のシーンは農夫の様な年寄りにトラックからバイクに跨っている所が順番に撃たれしまう。まあアウトローの末路というか因果応報という感じだったのだろう。あまり難しい事を考えずにアメリカの自然とかっこいいバイクと素晴らしい音楽を聴きながらゆっくりと観れた映画だった。

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