#2 アラン 幸福論 #読書感想文

アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト。
・機嫌のわるいのは病気だから、手のほどこしようがないと、よく言われている。

良い例えだと思う。同時に治す意志があれば克服できるのだろう。周りの他人にはどうすることもできないということだろう。その逆で自分が不機嫌であるのならば自分から動かなければそのままという事になる。自覚しよう。

・人間は死を考えるやいなや死がこわくなるものだ。その通りなのだ。しかし、考えるだけで何もしなかったら、どんなことでもからなずこわくなる。思考がたんなる可能性の領域に迷い込めば、どんなことでもこわくなる。腹に火をつけるのは、何を考えているのかはっきりしないために生ずる優柔不断なのだ。

決める事。どの様に決めるのか。何を基準に決めるのか。決める意味を辞書で調べると ”1 不確実・未定であった物事をはっきりさせる。2 約束する。3 そう思いこんで疑わない。一途にそう思う。” となる。決定して迷わないこと。決定したからこそ迷わないでいられるとでも取れる訳だ。やはり自分がどの様な人生を生きたいのかを自分で決める事が大切なんだ。自分の気持ちをはっきりさせることを日々の習慣にしたい。できれば楽しい決定をしていきたい。

・われわれが情念から解放されるのは思考のはたらきによってではない。むしろからだの運動がわれわれを解放するのだ。

ヨガの姿勢や呼吸に集中するというものそういったものだろう。”シロクマのことを考えるな” と言われてもどうしても絵が浮かんでしまいます。人間は考えるなと言われも考えてしまう生き物だ。いや考えるなと言われれば言われる程考えてしまう。その時はロジカルに考えてポジティブになる結論に持っていければいいかなと思います。

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