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Smoke Head Pyramid KP向け小話

こんにちは おむれつです。
本記事は Smoke Head Pyramid(以下SHP)を回すうえで KPさんに伝えたい…けどシナリオには載せれない…そんなお話を書いております。
これを読めばSHPをKPする上で役に立つ"かも"しれない程度のものです。
ので、シナリオ本編のネタバレが含まれます。SHP通過済みとKP予定の方以外は読まないようお願いいたします。
また、続編製作中につき、内容自体はざっくり且つシナリオ本編にあまり関係ないことが多いはずですが、細かいところは変わる可能性があります。変更・追加がありましたら随時更新する予定です。

スティーヴン・ルーカスのモデル

SHPの主要NPC イギリス調査隊の隊長 世界的に有名な冒険家
そんなスティーヴンはいくつかのモデルがあります。
“インディージョーンズ”のインディアナ・ジョーンズ
“ジョジョの奇妙な冒険”のジョセフ・ジョースターとホルホース

インディアナ・ジョーンズ

Q.冒険家、トレジャーハンターといえば? A.インディージョーンズ!ってなるでしょ?
厳密には考古学者であるインディアナ・ジョーンズが、歴史的価値のある遺物や宝を悪人から守るべく冒険を繰り広げるお話で。アクションあり!ロマンスあり!の作品です。
私が小学生の頃によく金曜ロードショーでやっていたのを思い出します。今の子たちは知っているんだろうか…
そんなインディージョーンズからスティーヴンが受け継いだものは名前と職業です。
インディージョーンズの原案を生んだジョージ・ルーカス氏とスティーヴン・スピルバーグ氏の名前からスティーヴン・ルーカスは生まれました。
職業はわかりやすいですよね。ほぼまんまです。

ジョセフ・ジョースターとホルホース

ジョセフ・ジョースターはジョジョの奇妙な冒険の2~4部にて登場する型破りで悪運の強い男、剽軽な性格のキャラクターです。
ジョセフ・ジョースターからスティーヴンが受け継いだものは性格です。
SHP内で、スティーヴンが喋る度、軽口や冗談を言うように書いています。
原案では悪運も引き継ぐ予定で、スティーヴンが酷い目にあいまくる想定でしたが、戦闘と探索で時間を食いまくるシナリオでそんなことをしていたらいつまで経っても終わりませんからね。
余談ですが、3部のジョセフ・ジョースターはインディージョーンズをイメージしているそうです(シナリオ作りに調べるまで知らなかった)。
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ホルホースはジョジョの奇妙な冒険の3部に登場する、ガンマンのような見た目の飄々としたキャラクターです。
ホルホースからスティーヴンが受け継いだものは才能です。
ホルホースはジョジョの奇妙な冒険の敵キャラクターながらも、協調性や人の才能を見抜く才能があり、自身の限界をよく理解している人物でもあります。それを元にSHP内のスティーヴンが探索者への説明で「調査は君たちの協力が必要不可欠だと判断した」と言い切らせています。
スティーヴンがリボルバーを持っているのは、ホルホースのスタンド「エンペラー」の能力がリボルバーのような見た目であること、技能値が30%なのはエンペラーのスタンド性能の「精密動作性」がE程度しかないことから設定しています。
また、占いの予言を信じて探索者を選んだりしているのも、ホルホースが組んだキャラクターにちなんで。
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ジョジョの奇妙な冒険の影響を大きく受けているのがよくわかると思います。ですので、スティーヴンのRPとして「ハッピーうれピーよろピくねー」とか「『銃は剣よりも強し』 ンッン~名言だなこれは」とか言ってもいいんじゃないかなと思ったり思わなかったり…
シナリオ内で探索者が技能を失敗したり、忘れてたりしてできなかったことをクールに小賢しく、時に剽軽に施してあげると面白いかもしれませんね。

スティーヴンが知るスモークヘッドピラミッド

SHPの主な舞台となるスモークヘッドピラミッド。終盤になるにつれ、スティーヴンへの質問が増えると思います。シナリオ内で設定されているものならまだしも、設定されていないものが聞かれるかもしれません…でも、それを背景や用語から無理に答える必要はありません。
スティーヴン自身がスモークヘッドピラミッドやアガルタについて知らない事が山ほどあり、スティーヴンが推察だけで喋っているところもあるかもしれませんし、ミスリードもあるかもしれません。ウチのスティーヴンはそんなところがあるようRPしています。
ウチのスティーヴンのミスリード例として、4階の4つ棺がオシリス、イシス、セト、ネフティスの暗示で、5階にシュー、テフヌト、ゲブ、ヌトを暗示する棺があると4階の探索時に思っていますが、4階で出てくるスフィンクスの子は、アヌビスをモデルにしていますので別物です。
エジプト神話に自信のある方はスティーヴンを通して考察を喋ってもいいかもしれません。
すべての説明は続編でされますのでね…好きに考察してくださいな。

イギリス調査隊

スティーヴンと探索者が所属するイギリス調査隊。イギリス政府お抱えのイギリスが誇るプロフェッショナルを集めた敏腕組織。スティーヴンにとってのドリームチーム…なんですが成り立ちが一応あります。シナリオ本編まで流れとしてはこんな感じ。
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1946年、スティーヴンという"アガルタ馬鹿"がいました。彼はアガルタの存在を知っており、アガルタを発見して調査を行い、世界へ公表するのが彼の元々の目的でした。アガルタの為ならとなんでも勉強しました。
気付くと、アガルタの為のつもりが、考古学のプロフェッショナルとなっていました。
考古学分野の調査と研究、冒険に引っ張りだことなり、皮肉にも本来の目的であるアガルタの調査が進まずにいました。
それを知ったMKsはスティーヴンに声をかけます。MKsは魔法や神といった神秘が人の目に触れるのは良くないと考えている組織で、長年人々から神秘を遠ざける仕事をしてきました。
「本当にアガルタが存在するなら公表してはいけない。今ある世界の真実が偽りになり、世界に混乱をもたらす可能性があって危険だ。でも発見できるなら調査を行いたいし、うまくいけば世界の利益にもなるかもしれない…だから協力はしよう!」
アガルタと関係ない冒険ばかりで燻っていたスティーヴンとしても、協力が得られてアガルタを探せるなら…とMKsと協力関係を結びます。
しかし、思わぬ壁が立ちはだかりました。それはイギリス政府です。
大戦後まもなくなのもあり、イギリス政府はその後処理で大変な時期だったのです。
それに、スティーヴンのような存在を毛嫌いしていました。
というのも、当時の発掘や調査で出土した遺物などは出土した国や発掘者の母国に行かず、発掘者の手元へ抱え込まれて略奪行為と何ら変わりませんでした。
世界的に有名になっていたスティーヴンをこのまま自由にし、トラブルが起きた際に対処しなければならないリスクを考えると、流石の舌回りのいいイギリス政府としても、この大きな着火剤は到底許容できるものではありませんでした。
そこへMKsが助け舟を出します。
「お金あげるから調査事業に力入れない?スティーヴンが調べようとしているアガルタって科学と魔法がすごいから、そこと国交を結べば他の国より優位に立てるよ~」
とイギリス政府へ甘言を垂らし、スティーヴンのイギリス政府へ向けた幾度のプレゼンを経て、イギリス政府は考古省を秘密裏に設立、省内に"イギリス調査隊"が設置されました。考古学からオカルトまで謎が関わるものを調べるイギリスお抱えの組織となりました。
その結果、SHPを調べることが決定した際の形式上はイギリスからの依頼でSHPを調査する。という形になっています。
しかし、イギリス政府はスティーヴンを自由にさせるつもりはなかったので、スティーヴンがSHPの調査に選定するであろう人員を他の調査へ向かわせるよう命令しました。
スティーヴンはダイバーチームを選び直すこととなり、選んだのは探索者達でした……
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という感じ。イギリス政府としてはイギリス調査隊は面倒事を押し付ける場所でもあり、面倒事を作る場所でもある…そんなイメージ。
余談ですが、スティーヴンはイギリス調査隊の隊長なだけで、考古省の大臣ではありません。イギリス政府かMKsの関係者が考古大臣の座に居るんじゃないかな…そこまで考えてはないけど。

MKs

MKs(ミステリアスキーパーズ)はイギリスに拠点を置く組織です。人々を魔法や神といった神秘の存在から遠ざける活動をしています。オカルト渦巻くイギリスの平穏を守るのが目的です。
MKsはクトゥルフ神話に対する知識はないけど、アガルタの存在は知っていました。
スティーヴンが有名になるまでは、MKsは明確な証拠や情報がないためアガルタの情報規制などをしていませんでした。しかし、有名になったスティーヴンは真実と憶測をベラベラ喋りまくり…MKsは放置できなくなりました。少しでもスティーヴンをコントロールするため、調査の協力をダシにアガルタの存在を秘匿する約束を交わしました。
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MKsの元ネタは"SCP Foundation"です。
超ざっくり言うと、やばいものを人の目に触れぬよう安全に片付けて保護する組織です。詳しくは自身で調べてみることをお勧めします。
MKsはSCP財団をオカルトに特化した感じ。

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