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職場のメンタルヘルスとwell-being

こんにちは。一般社団法人 職場のメンタルヘルス支援委員会(通称OMSA/
オムサ)理事の田村三太です。

今年度からOMSAは月に1度のペースでコラムを発信していくことになりました。

我々OMSAのMISSIONは、「Well-being」を高めることで職場のメンタルヘルスを向上し、働きやすい職場環境を作り生産性を向上させることです。

Well-beingという言葉は1948年のWHO憲章で公的に初めて使われた言葉と言われていますが、日本語では健康や幸せ、福祉などと訳されてきました。最近ではそのままwell-beingやウェルビーイングと表記することも多くなっています。

ギャラップ社にてwell-beingの調査項目を設計した一人であるチーフサイエンティストのJim Harter博士は『強みを活かし、職場のwell-beingを高める。それは、直ちにレジリエンスとメンタルヘルスを向上し、さらには充実度までも高めることで、かつてない最も劇的な治療法となり得る。』と述べています。

Well-beingを高めることでメンタルヘルスを支援するOMSAは、「ウェルビーイングマスター®︎」を商標登録し、2022年11月からウェルビーイングマスター®︎認定講座Basicを開講しております。現在2期生の募集をしております。職場のwell-being向上に興味がある方は詳細をご覧ください。

2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の3つ目の目標『すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)。あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。』にもwell-beingという言葉が出てきています。個人・組織だけでなく社会のwell-being向上が世界的なテーマとなっています。

well-beingを測定する尺度の1つに、以下のギャラップ充実度(GNT:Gallup Net Thriving)尺度があります。

はしごを想像してみてください。そのはしごは、一番下は0、一番上には10と数字がついています。一番上の10があなたにとって最も理想的な生活で、はしごの一番下が最悪の生活を表すと考えてください。
Q.1:あなたは、いま現在、はしごのどの段に立っていると感じていますか?(0~10)
Q.2:あなたの想像では、5年後にはどの段に立っていると思いますか?(0~10)

株価が現在と未来の収益を示す指標となるように、GNTは従業員の現在と未来のレジリエンスを査定すると言われています。

皆さんの点数はいかがでしたでしょうか。
なぜその点数をつけましたか?
1点上昇したら何が変わっていますか?
1点上昇させるために何ができますか?

参考書籍
『職場のウェルビーイングを高める』(ジム・クリフトン&ジム・ハーター著)日本経済新聞出版
『ウェルビーイング』(前野隆司&前野マドカ著)日本経済新聞出版

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