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あなたはどっち?花粉症のおはなし(中医学)

前回は、西洋医学からみた花粉症のメカニズムについて書いてみた。

https://note.com/omoyai/n/nb74a91682f8e

おもやいかあちゃんは、土台は食事で日頃の家族観察は中医学の視点を
取り入れている。
それでも予防が出来ないことや急な発病にはお薬や病院に頼る。
西洋医学派、東洋医学派に分かれて論争している人もいるけれど
なんだかな~と思っている。
どっちも使えばよくない?

慢性的な病気や日常にある少しの不調には、東洋医学は向いてるんだよ。
花粉症の症状が毎年でる人は、ちょっと中医学にも目を向けてほしい。

ということで

中医学からみた花粉症のおはなし

中医学を理解するには、基本の知識が必要になる。
漢字も多いし、読み方もわからんし、陰陽五行とか、弁証とか「気」とか・・・
中医学は、体や季節など全体から判断するので病名に特化して考えることは
あまりないんです。
ちょっとっわかりにくいかもですが、今回はいろんなものをすっ飛ばして、私なりの簡単な説明であー、そんなもんかくらいでいいので頭のどこかに残ってくれたら嬉しいです。

自然界には外から来る6つの邪気(じゃき)が存在するとされていて、その中の風邪(ふうじゃ)が影響しています。読んで字のごとく、体に入ると
風のように体の中で広がります。この風と言われているのが、ウイルスだったり花粉やほこりだったりします。
風邪を体内にいれないためには、衛気(えき)が高い必要があります。
衛気は、特に皮膚や粘膜などに働く気でバリアのようなものです。

花粉症の人は体内に水が溜まりやすい人が多く、この衛気不足による風邪(ふうじゃ)の侵入と水滞(すいたい)が絡んで鼻水や頭痛などの症状が現れます。

中医学では、証(しょう)というものがあり、人それぞれの体質(体力、抵抗力、症状のでかたなど)を表すものです。
花粉症は、
「寒証」と「熱証」簡単に言うと、寒がりか暑がりか。

寒がりさんは、さらさらの鼻水が出やすかったり、冷気にあたったり
朝方にくしゃみや鼻水が出やすいひとが多いです。
暑がりさんは、ネバネバした黄色っぽい鼻水や目やが出たり、熱っぽいと
感じるひとが多いです。

そして、「実証じっしょう」と「虚証きょしょう」(体力や抵抗力が充実しているか少ないか)の中の「虚」も影響しています。

「肺脾気虚」によって、衛気が生み出しにくくなり全身に張り巡らされることも少なくなって、風邪が体内に入り込みやすくなってしまいます。
食べ物によって栄養を吸収して「気」を作り出す脾が弱いうえに
呼吸を使って全身に巡らす肺も弱い状況だと、そりゃあ症状も出ます。

症状が治まっても、体質自体を改善していかないと、慢性化に繋がるし
症状もひどくなっていくことがあります。

食事はもちろんですが、環境や体質改善に努めてきてくださいな。

写真は、高麗人参茶+はちみつ
寒かったり暖かかったりで、体調を壊しそうなので予防的に飲んでます。

漢方を使う際は、体質に合わないと意味がない(逆効果)場合もあるので
漢方薬局などで、ご自身の「証」などをみてもらい選んでもらって
くださいね






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