気付けば18歳と5歳

18歳の子は、地域の情報誌に載っていた
個人宅で保護猫活動している方の記事を見たのがきっかけでした。
まだ3歳の娘との二人暮し。
毎日散歩に行く自信が無いとの浅い(けど大事)理由で、猫をとお宅にお邪魔しました。

当初は黒猫を一匹のつもりで訪問したのですが
一匹、ゲージの中で、ずっとゲージにガンガン顔をぶつけて威嚇するキジ白の子が居た。

預かるつもりの黒猫は、私が座るとすぐ
膝の上に乗ってきて、この子に決めた!となって
保護主さんと話していたら
実は、ガンガン顔をぶつけているキジ白の子と、黒猫は同じ場所で、同じ時に保護をしたと。
なので、もし良かったら、2匹一緒に引き取って欲しいと。
動物を飼うのは初めてで、病院代やご飯等を考えて、一匹のつもりだったから悩んだ。
けど、この2匹を引き離して、キジ白は一人になった時の事を考えると無理で、結果2匹を預かる事に。

結果、この決断をして良かった。

その黒猫は、九歳とゆう若さで、入院治療の力及ばず急性腎不全で亡くしてしまったが
本当に本当に優しくて、ずっと側にいて、私が泣いていたら顔を舐めてくれて、お兄ちゃんみたいだった。

黒猫が生きている間、私が寝転べばお腹の上、座っていれば背中や肩の上が特等席だった為、キジ白は常に少し離れた位置にいた。
キジ白は爪切りも大嫌いで、暴れて引っ掻いてくるのを抑えながらで無茶苦茶大変だった。

でも、黒猫が亡くなってからは
本当に寂しかったんだろう。爪切りもじっと大人しくさせてくれ、甘えたになって私の側にいる様になった。
黒猫が亡くなった時、もうこれからは
キジ白に愛情をたっぷり注いであげて、この子で最後にしようと決めた。

なのに、5年前の夏
娘と夜買い物に行った帰りに、サビの仔猫と出会ってしまった。
川沿いの車道を挟んだ狭い歩道の近くから
不安そうにずっと鳴き続ける仔猫の声

歩道の横には奥深い溝。その向こうにはグランド。
どれ位溝が深いかというと、2メートルはゆうにある。
グランドと溝の間に、仔猫一匹通れる程のフチがあり、そこで鳴いてた。

でも、歩道と溝には柵があって
手を思い切り伸ばして、やっと仔猫の顔に触れれるかどうか。
そんな中、柵の間に肩を思い切りねじ込んで
ごめんよ!と思いながら顔を鷲掴んで救出!(笑)

もうキジ白で最後にと思っていた為、とりあえずグランド入口前の場所に降ろした。
グランドの中に行ってくれれば、どうにか助かるかもと思ったけど、ずっと少し離れた場所で鳴いてる。

近付いたら逃げる。けど狭い歩道の向こうは車道で、その先は川。
放っておけず、連れ帰って飼い主を探そうと決める。
それから一時間近く、娘と声をかけ続け、寝転んで危害が無いのを見せたり(きっと通行人や車から見た人は驚いただろう)して、距離が詰まった所保護!

まだ黒猫が居た頃、一度子猫を保護した時に買ったゲージがあったので、帰ってゲージにてご飯を食べさせたらウミャウミャ必死に食べていた。

それから知人やキジ白と黒猫の保護主さんに声をかけたが、なかなか貰ってくれる人が見付からず
そうこうしてる内に、私の顔を見てグルグル言いながら、手をグーパーしながら寝るサビ猫に、既に惚れていた。

そんなこんなで現在の二人がいます🐈

18歳のキジ白は、耳が遠いのと肥満と歯がない以外、健康でいれてるのは、サビ猫のおかげなんじゃないかと思っている。

いつどんな症状が出るか、急な体調の変化があるか分からない年齢だけど
どうか一日でも長く、元気に生きて欲しい。

#猫のいるしあわせ


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