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最近の記事

ニート親の飯をレビューできない その4

#創作大賞2024 これまでニートがおこがましく親の飯をレビューするといった記事を書いてきた。しかしどうやら飯を作ってくれる母親が急に旅にでたらしい。先日の16時00分ごろである。ねむけ眼をこすり、猫が起きるみたいに背筋を伸ばした。程よい気温に暖かい春の風。冬眠から覚めた熊のような気分であった。しかし春の音とは正反対の静寂に包まれていた。どこに探しても母はいない。姉に電話して聞いてみたところゴールデンウィークの休みを使って旅行に行ったそうだ。 なんちゅうことだ。姉に飯を作らせ

    • バイトも学校も辞める

      バイトも大学もやめようとおもう。 彼女に話した。さっそうと飯屋に連れていかれた。エレベーターに乗り、二階に上がると硝子細工の窓が妙な光の屈折をみせた。辺りを見渡すと、中国語が飛び交っている。とりあえず、金もないので彼女が注文した。席に座りと、電車の疲れも沈んでいく。 汚い調味料入れだ。使い方ちゃんとしろよ前の奴め。 少し苛立ったのも束の間、美味しそうな匂いが近づいてきた。 この美味しそうな匂いは春雨スープだ。 スプーンですくい一口。辛くない。塩っぽいシンプルな味に少々のパ

      • ニート飯レビューしない その3

        昨日はサボってしまった。三日坊主というか二日ですら書き続けられるか怪しい。 「継続は力なり」が小学五年生の担任の口癖だった。日記を書くのが課題としてあって、毎日日記のコメント欄にこの言葉が添えられていた。コイツ本当に読んでるのかと小学生時代ずっと思っていた。 私の日記の内容はサッカー楽しかった。みたいなことばかりだった気がする。 「またサッカーの話かよ」って先生は思っていたかもしれない。毎日似たような内容に対して飽きていただろう。同じ内容を書くなとは子供に言い難いから「継続は

        • マック食いたいけど

          一昨日の朝からマック食いたい。 食べればいいじゃんっていうけど本当におかねない。たくさん服を買っちゃた。ネットで見て、かっこよかったからついつい手がのびた。実際届いて試着するとなんとも醜い。お金無駄にしてしまったというきもちとマックにお金使えばよかったじゃんという後悔が渦巻いてる。暇なときでさえマックの匂いが脳にちらつく。おそらく胃袋にマック成分足りてない。 万引き家族っていう映画をふと思い出した。虐待されていた他人の子供を救い、血のつながらない家族が万引きしまくって家族と

        ニート親の飯をレビューできない その4

          ニート、親の飯レビューその2

          おはよう。 みんな朝ごはん食べたかな。 学生時代、電車でおしくらまんじゅう。 いーっつも同じ顔ぶれの会社員が乗ってんの見るから、誰がどの駅で降りるかなんとなく分かる。手すりにつかめずに足で踏ん張って、揺れに耐えている人の方が多い。 今でももっと電車でっかくしろよって思うよ 小さい頃から、この人混みを感じるのが苦手で叫びたくなる。いつも座りたいなって思う。 座席を勝ち取るコツは、その顔ぶれの座席の前に立つことだが、そもそも混んでいて掻き分けて進むことは困難。仕方なく身を流れに

          ニート、親の飯レビューその2

          ニート親の飯をレビューその1

          ニートではなく学生ではないか。そういう指摘を受けるだろう。モラトリアムを怠惰に過ごし、就職活動をしない私は、見習いニート🔰にふさわしい さて母親が作った朝ごはんをレビューしよう。 自らをニートという枠組みに当てはめた以上、このくらいのおこがましさは必要だ。 いつでも大学生に戻れるという保険はいつか切り捨てなければならない 朝ごはん 豆ご飯 目玉焼き ささみ レモン チーズ サラダ 味噌汁 納豆 お茶 豆ご飯はホカホカ、味噌汁は塩辛く、目玉焼きは半熟でなめらか

          ニート親の飯をレビューその1

          越後湯沢温泉♨️

          #至福の温泉 彼女と越後湯沢温泉に行った 東京から新潟まで約2時間 美しい山々、反射する雪が眩しい 景色を見ながら温泉に浸かるのは最高だ 疲れがとれる 疲れるようなことはしてないけど 休むことは大事だよ 彼女と一時間半後に待ち合わせて湯入った 湯は無心で入る。何も考えないで。湯を全身で感じたい。彼女と同じ空間を共有していないけれど、同じ湯には浸かって、同じきもちを感じている。 温泉にあがったら牛乳🐮だ。 ポカポカ温まった体を引き締めてくれる 給食の牛乳は嫌いだった癖に。

          越後湯沢温泉♨️

          就活したくないよぉ

          先日、祖父が死んだ。97歳だった。老衰である。東京に済む私は、急遽新幹線に乗り大阪へ向かう。祖父とは頻繁に会う機会があったわけではないので、あまり思い出という思い出はない。足が悪くトイレまで歩けなかった祖父はおしっこをペットボトルに貯めていた。ニートみたい。少し変な祖父であったが研究者であり頭はよかった。ちなみにその娘(私の母)はとてつもないバカである。新大阪につくと先についた母が待っていた。泣いていなかった。葬式はいつも通りの葬式であった。そのあとの精進料理が美味しい。ぶち

          就活したくないよぉ