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悪銭身につかずというけれど~4630万の行方

誤送金によって口座に4630万円という大金が入金され、行政の職員の説得にも応じずにすべて使い切ってしまった、という報道。
責任を問うのは難しい、という論調だ。

小さな町が調査にかけられる予算はそれほど多くはないし、捜査能力も持っていないだろう。暗号資産も含めたネット上の決済を全て追い切れるかといえばそれは難しい。民事上の責任はずっと追及し続けるかもしれないけれど、回収するのは無理だろうなと思う。

ただ、一つ気になったのが「インターネットカジノで使った」という供述だ。インターネットカジノには2種類ある。自宅にいて、自分のPCからアクセスして遊ぶものと、いわゆるインターネットカフェのような形態はしているけれど、実はインターネットカジノしか遊べないようになっている店だ。「ネカジ」と呼ばれることも多いので、ここでも後者は「ネカジ」と言うことにする。

報道でしか追えていないけれど、自宅にいない状態で、何日かに分けて引き出したかのような報道がされていたから、ひょっとしたら4630氏はネカジで遊んだのかもしれない。

だとしたら、という話をここでは書く。実際にどうかはもちろんわからないので、その辺はあらかじめ了承してほしい。

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