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ミャンマー相手に両CB吉田麻也と板倉滉が狭い間隔で対応した日本代表

 試合をスタンドで観戦するとき、一応記者なので、とりあえずノートに、ピッチに実際に描かれている両軍の布陣図を写し取ってみる。4-2-3-1、4-3-3、4-4-2。4バックはこの3種類の布陣が主流になるが、たとえば同じ4-2-3-1ひとつ取っても、チームによって微妙な違いがある。

 1トップ下のポジションは、その代表的なものになる。FW的なのか、MF的なのか。高めなのか低めなのか。2トップに近いのか。まずは目を凝らしてみる。だが、パッと見で、それ以上に特徴が分かりやすいのが、2人のセンターバック(CB)の距離感だ。試合の間、両者はどれほどの距離感を保っているか。

 15mなのか、20mなのか、25mなのか。チームによって、あるいはコンビによって、これは微妙に違う。4バックのサンプルは無数にあるので、両者の幅が狭いか、広いかを瞬時にイメージすることができる。

 視角の鋭いフクダ電子アリーナの上階から10-0で大勝したミャンマー戦の日本はどう見えたか。先発したCBコンビ、吉田麻也と板倉滉の間隔は狭かった。こちらのイメージの中にある平均値より、90分間を通して、いつの場合も狭かった。

 なぜ両者の距離が気になるかと言えば、狭くなればなるほど、それに釣られるように両サイドバック(SB)が最終ライン付近に下がるからだ。

 2人のCBの距離は、SBの高さと呼応する関係にある。SBの活躍度に影響を及ぼす。「SBが活躍した方が勝つ」。「サイドを制するものは試合を制す」と言われる中で、SBの位置取りは生命線に値する。したがって、CBの距離も重要になるのだ。

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