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簿記3級で十分と思っていた経理が税理士試験にチャレンジするまで

こんにちは!オモテのイシワタです。
12月なのに寒いんだか暖かいんだかよく分からない日々が続いていますね!
私は東京の税理士事務所で働いております。今の会社で働き始めて3年目なのですが、毎日分からない事しかなくて頭がおかしくなりそうです(笑)

このnoteは経理コミュニティ"UP!経理"のアドベントカレンダー9日目です٩( ''ω'' )و

私が経理系の資格試験にチャレンジするキッカケについて書いてみようと思います。

2011年2月簿記3級チャレンジ→合格
2017年6月簿記2級チャレンジ→合格
2023年8月税理士試験簿記論・財務諸表論チャレンジ→不合格


0|大学卒業時点で持っている資格一覧

オモテのイシワタさんが大学卒業までに持っていた資格は以下の通り。

  • 危険物取扱者乙種4類:高校1年の時に取得

以上。

ふざけているのか?というくらい資格を持っていなかったのです。高校生の資格で定番なものは、漢検、英検(今ならTOEICもある?)だと思うのですが、私はガソリンスタンドのバイトで時給が上がると噂の乙4(オツヨン)を取得しました。
漢検や英検で価値が出るのは2級以上だと思うのですが、勉強量がそれなりに必要な割に受験でしか使えないな…ダルッ…と思ったため却下。
危険物取扱者試験なら乙4から始めて乙種の他の資格に流れるのもありかなと思っていました。
何を隠そう、私は高校で化学Ⅱ・生物Ⅱ・数学ⅢCまで勉強している理系の人間なのです。

(ちなみに、ガソリンスタンドでのアルバイトは一度もした事がありません)

1|簿記3級にチャレンジするキッカケ

私は大学を卒業してから1年半のフリーター期間を挟んで社会人生活を始めました。フリーターから社会人になるにあたり考えていたことは以下の2つです。

  • 営業系の仕事はたぶん無理

  • 事務系の仕事ならあわよくば時給が高そうな経理の仕事に就きたい

こんな理由から簿記3級の試験にチャレンジすることにしました。

高校時代、簿記の授業を受けていた同級生が「マジわかんね」「マジむずい」と言っていた記憶がありましたが、彼女たちは数学が得意ではなかったと記憶しています。
簿記は足し算・引き算・割り算・掛け算の組み合わせで計算をします。
そこにはlog、Σ、∫、sin、cos、tanは出てこないのです。大学では生物学を勉強していたため数字に対する拒否反応みたいなものは小さい方だと思っていました。

いけるかもしれん…。
ネットだと独学3か月で取得できると書いてあるけど、私は勉強をサボるだろうから倍の6か月の勉強で取得できるように頑張ってみよう。

約6か月間、市販のテキストで勉強し、簿記3級を取得しました。
独学で勉強した結果、未だに「貸方」と「借方」がどっちがどっちだか分かりません。

独学、マジ、ススメナイ。

2|簿記2級にチャレンジするキッカケ

簿記3級をぶらさげて、社会人経験1年目から運よく経理の仕事に就くことができました。実際に経理の仕事をしてみると簿記の試験が役に立つ場面もありましたが、それ以上に簿記の範囲外の仕事も沢山ありました。

中小企業特有だと思いますが、経理に軸足を置きつつ、総務、労務もやるスタイル。会計入力だけでなく、給与計算、入退社に伴う社会保険・雇用保険の手続き等の知識も必要になってきます。
簿記2級はなくても仕事はできる!簿記3級と経理経験だけで社会の荒波に流されていこうと思い始めていました。
2社目はベンチャー企業で派遣社員として仕事をすることになりました。

ここで必要になったのが工業簿記

工業簿記はどう頑張っても簿記3級では太刀打ちできません。
「部材の送料は原価に入れるのかな?どうなのかな?」なんて毎日考えながら手を止めながら仕事をするんです。仕事の効率がめちゃくちゃ悪い。
「社内試作は試作費だけど、量産試作は原価だって税理士さんが言ってました。」と伝書鳩のように開発部門に伝えても納得してくれない。
これは自分の口で、自分の言葉で経理として原価の話をする必要があると感じました。

ちょうど同時期に簿記1級の内容が簿記2級の内容に下りてくるという、簿記2級難易度上昇事件(2016年)が起きていました。

簿記2級を取るなら今しかない…。

当時は派遣社員だったので、派遣元が大原と組んで簿記2級講座を提供しており、仕事帰りに講座を受けて帰るという日々を送っていました。
今振り返ると派遣の仕事がフルタイムではなかったから可能だったんだなと感じます。

こうして近年では驚異的な合格率の高さ(47.5%)を叩き出した、2017年6月の簿記2級の試験に合格することができたのです。
あぁ、ラッキー。

3|税理士試験の簿記論・財務諸表論にチャレンジするキッカケ

コロナ禍真っ最中の2021年。派遣社員生活に終止符を打ち、正社員の仕事を始めました。ここにきて事業会社の経理ではなく税理士事務所。
簿記2級しかない私を拾ってくれた今の事務所には感謝しかありません。

事業会社と税理士事務所の違いを語ればネタは色々あるのですが、まず仕事が出来ない人が居ないのが驚きであり、恐怖でした。
1年目は会社のルールと、自分が会計入力をする企業の情報メモをまとめるので必死でした。1か月もしたら1か月前のことを忘れてしまうくらい脳内メモリ容量が少ない人間にはハードな仕事先だと働いてから気が付きました。

2年目あたりから、「なんか勉強しないとヤヴァイ…」とは思うものの、何を勉強すれば良いか分からない。

あれだ、税理士試験受けてみよ。
2023年から受験資格が撤廃された簿記論と財務諸表論受けてみよ。

簿記論と財務諸表論が何の勉強か分からないけど誰でも受けられる科目なので受験することにしました。こうして試験2週間前まで、簿記論と財務諸表論の違いを知らないまま講義を受け続けます。

結果、不合格。
簿記論26点、財務諸表論29点。※合格は60点以上

まぁ、試験範囲の講義を受けきれていない中でのチャレンジなので、また来年頑張ります。

4|まとめ:やる気ないなら、やらなきゃならん環境に身を置け

割とダラけ切った人生を送っておりますが、勉強しなければいけない環境に身を置くと勉強するということが分かってきましたので、都度自分の状況に合った環境に転職することを心掛けています(笑)

とはいえ効率のよくない人生の送り方なので、決して真似はしないことをお勧めします。

それでは引き続き、経理コミュニティ"UP!経理"のアドベントカレンダーをお楽しみください!

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