妻のチャンネルの戦略的メインコンテンツは何か?

アーティストのインタビューなどを見るとよく目にするのは、「世間的に人気のある楽曲と、自分の一番好きな楽曲は違う」というものがある。これを見るとやはり、人気が出る為には、「売りたい物」ではなくて、「売れる物」を売るのが正解だとわかる。

妻のチャンネルには、現在大きく分けて3つのコンテンツが存在する。キャラクター・動物等のキャラクターを作る「制作動画」、羊毛フェルトの基礎的なテクニックを項目に分けて紹介・解説する「基礎編」、羊毛フェルトの知識的な事柄を視聴者からの質問を基に言葉やイラストで解説していく「知識編」の3つである。

ぼくらのメインコンテンツは「制作動画」だ!

そう思っていた。主なユーザー層である羊毛フェルトを趣味としている人々は、きっと何か作品の作り方を見たいのではないかという風に考えていたのだ。ぼくとしても作品の制作過程が見られる動画は魅力的なコンテンツの様に思えていた。音楽関係の教育コンテンツであれば、その楽曲がどの様に出来たのか、その制作過程が非常に気になる。

しかし、視聴者の意見は違った様だ・・・

アナリティクスを見る限り、「制作動画」の伸びは思ったより芳しくない。それよりもアプロードしてすぐに伸びていくのは「知識編」である。「知識編」は羊毛フェルト自体をやるわけではないので、ぼくらとしては、チャンネルの人気が出た後に妻自体のファンになってくれた視聴者から徐々にじわじわと人気が出てくる予定のあくまで「副次的な」コンテンツと考えていた。

なんでだろう??

理由はよくわからなかった。しかし、再生回数の伸びが良いことは確かだ。現在のところ妻のチャンネルの視聴者は主にYouTube上で検索をかけて流入してきてくれる、割とアクティブなユーザーが多い事が原因かもしれない。そこに「初心者」「テクニック」等のキーワードがヒットしたことは一因だと思う。しかし、それだけを大切にしていくのは間違った戦略の様にも思えた。

大きな影響力を獲得するにはライト層をいかに取り込むか・・・

これは「エンタメ界」に共通するテーマであるかと思う。その為には、アクティブな「コア層」だけではなかなか厳しい。おそらく「コア層」は、直接的なマネタイズをする際に重要になってくるハズだ。その層を満足させる為に、「知識編」「基礎編」が大事なのだと思う。そして、潜在的な「コア層」に出会う為に「制作動画」で、「ライト層」に訴求していく。

妻のチャンネルには、「世の中の流れに乗った作品作り」というテーマが今、正に求められるタイミングなのだと思う。さあ、世の中よ、何を作って欲しい??

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