妻を世界で一番綺麗に撮れるのは、ぼくだ

YouTubeにおいてサムネイルは非常に重要だ。その動画の顔の様なものであるから当然だが、みんなクリック率を上げるために試行錯誤している。妻のチャンネルでは基本的には羊毛フェルトを大きく載せるのが良いと思うが、ブランディングとして、妻の写真も必ず載せる様にしている。

カメラマンはもちろんぼくだ。妻にポーズを撮ってもらって、パシャリ!パシャリ。・・・何か違う。妻はもっと魅力的なハズだ。。。何を隠そうぼくは写真に関しても、全くのど素人だ。専用のカメラも持っていないし、フラッシュも、レフ板も、何の機材も、そして知識も経験も全くない。そんな男がiPhoneだけで良い写真を撮ろうとしている。

いいねぇ!かわいいよ!!

まずはモデルさん(妻)のテンションを落としてはダメだ!という事で、どこぞのカメラマンの様に妻を褒め称えながら、パシャリ!・・・悪くない!やはり被写体自体のテンション感は大きく左右する様だ。これはレコーディングでも同じだ。レコーディング時のディレクターの大きな仕事の役割は、アーティストのご機嫌とりだったりするのだ(笑)

パシャリ!パシャリ!パシャリ!

気づいた事がある。妻は正面から撮影するよりも、少し斜に構えた状態を撮影した方が綺麗だ。もちろん人それぞれ色んな好みがあるから一概には言えない。しかし、ぼくにはそう見える。妻に確認すると妻もそう思ってくれた様だ。同じ顔なのに、少し角度が違うだけで全然雰囲気が変わってくる。写真は奥が深い。。。髪型を変えてパシャリ!衣装を変えてパシャリ!ポーズを変えてパシャリ!・・・

いつまでとるの??

いかん、妻が飽きてきてしまった。。。なかなか良い感じの写真は撮れたが、せっかくなので最高の写真を撮りたい!ここまでくるともはやカメラマン(ぼく)とモデルさん(妻)の勝負である。ぼくはとにかくいろいろなお話をして、妻のご機嫌をとりながら、どんどん撮影していった。撮影後、ケーキを買って食べよう!という提案を聞いた直後の笑顔、素敵だ。

そうして、ぼくも妻も納得の一枚が撮れた

カメラマンというのは大変な職業だと思った。もちろん技術の習得ももちろんだが、今目の前にいる被写体の、最高の表情を引き出すお手伝いを出来なければ成り立つ物ではない。妻のことを世界で一番理解しているのは、ぼくだと思っている。飽きっぽい妻を最後まで盛り立てられるのは、ぼくしかいない。そうなると一つの結論が導き出せる。

妻を世界で一番綺麗に撮れるのは、ぼくだ。

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