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愛別離苦。
避けられない苦しみの一つ。
愛している人といつかは離れ、別れてしまう、苦しみ。

昨年末に長年連れ添ったパートナーと別れた。
大変自慢のパートナーで、聡明、容姿端麗、仕事もでき、愛情深い。
私にはもったいない素晴らしい人だった。
「生まれ変わっても一緒になりたい。」
真剣にそう思っていた。

二人でいると、大変居心地が良く、安心した毎日だった。
「この世にありのままでも、大切に思ってくれる人がいる。」
そう思わせてくれて、私の孤独を取り除いてくれた。
兄弟が多い私は、両親に甘えることをしてこなかった。
それをパートナーが長年かけて埋めてくれたのだ。
血の繋がりがない私を心の底から愛してくれたこと、感謝している。

我々は別れてしまったけれども、
私の中では「大切なひと」であることは変わらない。
相手にしてあげられことなど微々たるものではあるが、
相手の健康と幸せを心から祈っているし、
「相手の存在そのもの」を大切に思っている。

「去っていった相手に何か文句はあるか?」と問われたら。
「15年も愛してくれた人に文句を言えるほど、私は徳が高い人間ではないよ。
たくさん迷惑もかけたし、他の人ともっと幸せになって欲しいよ。」
と答えるだろう。


愛別離苦。
私なんて、まだまだ青いから、
「愛を語るには早い」と思うのだけれども、
私なりに、これから出会う人を大切にしていきたいと思う。
「好き」「愛している」という言葉(sound)よりも深い気持ち(soul)で
愛せる人でありたい。
愛を押し売りするのでなく、心に深く留めた思いがあっても良いではないか。
そして、相手を幸せにできるよう、本当の優しさを修練するのだ。

もし、あなたが私に会うことがあれば、尋ねて欲しい。
「いま幸せ?🙂」
答えは一択。
「ありがたいことに。幸せだよ。」


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