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ツワブキ

日に日に寒くなってゆく。そりゃ、11月やもんね。

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寒いし暗いし、朝、なかなか起きられない。毎朝もうちょっと早起きせねばと反省している。

反省になってないな。

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昨日の UV TOPCOR 50mm F2 を X-E3 に付け替えた。せっかく絞れるんだからちょっと絞って撮る。

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東の空が赤いかも、と思って急いで坂を上ったけど、全然赤くなかった。消えた後なのか、それとも今日は朝焼けはなかっただけなのか。たぶん焼けなかったんだろう。

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黄色い花が咲いていた。何という花か、わからない。

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今咲いている黄色い花といえば、セイタカアワダチソウとか、ツワブキ。

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黄色い花を暗いところで撮るのが好きで、つい撮りたくなる。

朝の暗さはけっこう楽しい。

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空の色を撮ろうとすると空以外は暗くなる。互いに譲れるところで露出を決める。決めるってたいそうな感じだけど、カメラを上下させるだけ。この時の反応は慣れてるのもあるけど X-E3 がやりやすい。センサーとの相性だと思う。

今朝は空の色を優先させた。

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昨日だったか一面に色づいた葉を撮っておられる写真を拝見していいなあと思った。ヤマボウシがキレイに色づいていたので、できるだけ全景をと思って撮ってみた。

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ここのヤマボウシは毎年たくさん花を咲かせるし、うらやましい。うちのヤマボウシは常緑なので、葉っぱの形が違う。ハナミズキに似た形の葉が全部落葉するほうが好き。

もともとシンボルツリーとして植樹したんだけど、枯れてしまった。それから何年かして、常緑ヤマボウシなら、ということで植えた。

最初のヤマボウシの根元から、ツワブキの芽が出てきたのを何となく覚えている。

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ヤマボウシは枯れてなくなったけれど、おまけでついてきたツワブキは子孫を増やした。うちの庭で思いがけないところで黄色い花を咲かせるようになった。

繁殖力が旺盛だ。

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葉っぱの形が特徴的で、和風な印象なんだけど、強くてたくましい。黄色い花には強いのが多いイメージがある。

今、公園などそこらへんでもツワブキが咲いてる。

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メインは姿を消したけどメインについて来たサブというかおまけがいつまでも存在感を示していることって、あるよね。

友だちが連れてきた別の友だちとは続いてるけど元々の友だちとは疎遠になったとか。

旅行の目的地に行く途中で立ち寄った場所が意外とよくてそっちにはリピートしてるけど元々の目的地は行ってないとか。

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ぼくにとってのツワブキはヤマボウシについてきてうちの庭に定着して彩を与えてくれたええやつ。だからツワブキには何となく枯れていなくなったあのヤマボウシの影がある。

誰しもそれに対して経験的に自分にとってのイメージが形成されるから、それってきっと唯一無二なんよね。当たり前やけど。

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庭の植物は思い通りに行かなくて、庭には庭のルールがたぶんあって、その中で均衡を保ちながら変化していってる。ぼくらはルールを作ることはできなくて、ルールに従わないといけないけれど、ルールのこと、よくわかっていない。

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ガウラも今年みたいによく咲いてるのが毎年ではない。もうだめかと思った年もある。

それが今年驚くほど元気だ。咲いてて当たり前になった。

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当たり前のようで実はすごいありがたいことってのはよくあるね。

失ってはじめてわかる。

ツワブキがそこに毎年咲くことも、奇跡のようなことなんだろね、きっと。

ツワブキって、漢字で書くと、石蕗って、知ってた?

石ころに草冠に路地の路で黄色い花のツワブキが咲く

TOKYO KOGAKU UV TOPCOR 50mm F2 / FUJIFILM X-E3

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